あるときから突然ジェンダーレス全開になり、キャラチェンした、デザイナーのマーク・ジェイコブス。最近ではさらに髪をパープルに染めたロブヘアにしてイメージチェンジ。

写真:bfa.com/アフロ


そして私服スタイルではメイクを楽しむとともに、毎日のようにパールのジュエリーを愛用していると、雑誌「タウン&カントリー」のインタビューで明かしました。

「もう何年も、ずっとパールのネックレスが欲しかった。でも手に入れることはなくて。ようやく今年になって、ロデオドライブ近くのミキモトのブティックを通ったときに、『今年こそ手に入れるんだ』と思ったのさ。購入してからはずっと身につけているよ」


インタビュアーの「寝るときやシャワーのときはどうしてるの?」という質問には、「そのときだけは外すよ。僕は香水をつけるしメイクもするけど、それらはすべて祖母から学んだ儀式なんだ。彼女はどんな洋服にもパールのネックレスを着けていたんだけど、入浴したあとメイクして香水、それから最後にパールのジュエリーを着けるのが彼女の儀式だった」と回答。

パールのネックレスの魅力についてマークは、「パールのネックレスには、何かとても礼儀正しくてきちんとしていて、淑女のような雰囲気がある。愛すべきと同時に、忌み嫌われるような淑女っぽさ。僕にとってパールのネックレスは、グレース・ケリーのような人を思わせる。とても控えめで礼儀正しくてきちんとしたジュエリーだよね


パールのネックレスは最近メンズセレブの間でビッグトレンドになっていて、ジェンダーレスなファッションの象徴とも言えるアイテム。マーク自身、パールを着けるときはどこかうしろめたさのようなものを覚えることがあるのだとか。

「皮肉なことに、それは僕がヘッドスカーフを好む理由でもある。これらの、今まで女性のみのものだとされてきたファッションアイテムを、普通のものに変えたいと思っているんだ。何かアクティブなステートメントを打ち出そうというのではないけど、それはずっと僕か感じ続けていたことでもある。ツインセットが常に女性に属して来たように、パールのネックレスも女性たちに属して来た。だけど今の若い子たちには違うんだ」
 


また、パールのジュエリーはマークにとってお守りのような意味もあるよう。

「おめかししない日でもパールを着ける。そしてこう思うんだ。僕はヘルシーでセーフでハッピーだ、って。パールには幸運が宿っていると思う。だから絶対に毎日着けるんだ。すべてのカオスやカタストロフィーが起きているときにでも、パールを着けていることで、自分は安全だと思える。誰に聞いたかは忘れたけど、以前、人々は飛行機に乗るときパールを着ける、なぜならそうすれば飛行機事故に遭わないから、という話も聞いたことがあるな」

マークにとってはおしゃれしない日はありえないそうで、それはただ、「そうしないといけない」から。「スウェットやTシャツで過ごすとしても、すべてキメないといけないんだ。そうしないと、気が滅入っちゃうからね」。

さすが、美意識が高い! パールジュエリーはもちろんのこと、毎日洋服に合わせたメイクを楽しんでいるのも、私よりよっぽど女子力高くて焦ります。

それにしても、マーク様が愛用しているのが日本が誇るパールブランド、ミキモトだというのは、日本人として何だか嬉しいですね♡


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