“世界のこんまり”をプロデュース「僕は世界一、パートナーの魅力を引き出して価値を作っている人間です」【川原卓巳&占星術家Keiko対談】
人類が求める次の豊かさ。「do=する」から「be=ある」へ。
ーー川原さんの今回の著書には「do」から「be」へ、自分に今あるものに注目する、とあります。Keikoさんは自分らしさのヒントは月星座にあると発信されていますよね。
自分を知ることの重要性について、ミモレ読者の方にアドバイスをいただけますでしょうか。
Keiko:占星術は数千年の歴史があるんだけど、星占いっていうのは太陽星座をもとに語られているんだよね。それは何千年も破られることなく今に至っているけど、2008年のリーマンショックを期に、太陽の時代ーー、権力の時代、持てるものがすべてを支配する時代というのが終わったと私は判断しているの。
じゃあ太陽の時代が終わって何がくるのっていったら、月の時代。2000年続いてきたものが変わるわけだから、月の時代への移行も20年はかかると思うんだけど、今は月の時代に移行する過渡期ね。
太陽って、卓巳くんの言葉を借りると「do」のほうなの。この人生のテーマだったり課題だったりを司るんだけど、テーマとか課題って、自分からアクティブに動かなければ達成できないものじゃない?
それに対して、月が「be」のほう。すでにあるものね。
たとえば女性ですとか日本人ですとか、身長どのくらいですっていうのもそうだし、
どんなことが好き、どんなことができます、私はこういう感性を持ってます、という、変えられないもの。
なので、月の時代は「それぞれ、一人一人が自分の月を生かしていく時代だよ」というのが私がみなさんに伝えたいことなの。
それを卓巳くんは「doではなくbe」という表現をなさってるのよね?
川原さん:うん。おっしゃる通りです。
使っている言語や持っている知識の背景は違うんですけど、本当に同じことしか言ってないし考えてない。
今僕はありがたいことに、世界190カ国に渡るビジネスをさせてもらっていて、そこからあがってくる声を聞ける状態にいます。
そこから得る情報からも、「あるもので生きていく」っていう、資本主義的な成功っていうのを求めてきた時代から、人類が次の豊かさのほうに入っていっている人が増えているのを感じるんですよね。
これは星の動きとも一致してるんだなというのを、麻理恵さんから教えてもらう占星術の話からも感じています。
さきほど月の時代への移行は20年かかるとおっしゃっていたんですが、これを早くするのが僕の使命だと思っています。
手前味噌ですけど、僕は世界一、女性の魅力、パートナーの魅力を引き出して価値を作っている人間だと自負しているので、この本にはそのメソッドを書いています。これを女性の方に読んでもらって、いいパートナーをみつけ、その人に自分を生かしてもらう生き方をして欲しいと思ってるんです。これ、すっごい幸せなことなので。
Keiko:うん、それは最高だね!男の人って女性を喜ばせたりサポートするの好きだよね?
川原さん:褒められたらいくらでも頑張れます!(笑)
「be」を発見するには、「稼げるかどうか」のブロックを外して考える
ーーミモレにはセカンドキャリアの悩みを持っている読者の方も多くいらっしゃいますが、キャリアを見直すときのアドバイスをいただけますか?
川原さん:無意識でしちゃうこととか、気になることのなかに必ず種があると思っています。
でも、それがお金になるかどうかでブロックをかけちゃってみんな考えるのやめるんですけど、それを無視するトレーニングをすると、人生の変え方としては簡単です。
だって、麻理恵さんは『片づけ』ですよ?本来なら誰にでもできることを誰にもできないくらいこだわってやって、世界にまで届き得るんだから、もっとお金になりそうな何かを持っている人っていっぱいいると思うんですよね。
お勤めの方だったら、お金になるか考えずにできる範囲で、なにかをやっておくっていう、積み重ねておくっていうのはすごく大事だなと思っていて、それさえあれば、しかもそれを発信していたら、誰かの目に留まると急にバーン!と跳ねるときが来るんですよね。
日本人って全部自分の力でやろうとしちゃうから「ここまでしかいかなそうだな、やめとこ」ってやめちゃうんですけど、人に用いられて、大きい変化ってバン!バン!って起きるんですよ。
もっと他力本願でいいと思うんです。人生って。
Keiko:人の力を上手に借りる。その意味でもやっぱり人脈とか人とのつながりとかが大事だよね。それも、好きな人、自分が無理をしなくていい人たちを増やす、みたいなね。
川原さん:風の時代に必要なものは経験や人脈って、ほんとにその通りだと思います。
自分のスタンスを決めて立っていると、必ず追い風になって押してくれる
ーー自分らしく生きる一方で、時代を読むことも大事かと思うのですが、時代と自分をうまく合わせる秘訣みたいなものはありますか。
川原さん:このあいだ僕めちゃくちゃいい発見をしたんですけど、絶対に時代って振り子のように行ったり来たりするじゃないですか。
たとえば片づけで言うと、いっぱい物を買いたい人が多い時代から、物を減らしたい時代に動くわけですよね。
そのときどき、自分が世の中の動きを追いかけちゃうと、いつまで経っても追い付かないんですよ。
でも自分のスタンスを決めて立っていると、どこかのタイミングで戻ったときに、必ず追い風になって押してくれるときが来るんです。
みんな、こうしたほうがいいんじゃないかっていろいろ勉強するんですよね。真面目な人であればあるほど、今ってこういう感じらしいって追いかけるけど、追い付かずに、わーってまた戻るときに追いかけてくみたいな。これで一生が終わっちゃうっていう。
なので、自分のらしさ、自分の生き方のスタンスを決めて待っておけば、絶対いつかしらで流れが後押ししてくるときが来るって思ってます。
Keiko:なるほどね、たしかにそれはあるね。
やっぱり自分軸をぶらさないでいると、いずれかの時点で、2年先かもしれないし、3年先かもしれないけれども、自分が時代に追いついてくる感覚が持てる日がくるかもしれない。
川原さん:僕これにも、大波と小波があると思ってて。芸術家みたいに、死後の時代くらいまでの期間で見ないと追いついてこないケースもあると思うんですよ。めちゃくちゃインパクトがある自分らしさを持っている人とか。
でもそれはそれで役割というか、与えられたbeなんだと思うんですよね。
Keiko:12月22日からは風の時代に入るんだけど、そうすると多様性の時代になるんだよね。今まで、これが美だよね、これが善だよね、これが最高だよね、みたいなものがある程度はあったけど、これからはある程度もなくなる。
これが最高だと思う人、あれが最高だと思う人っていうのが群生するから、風の時代は時代が追いついてくる感覚も感じやすくなるんじゃないかと思うんだよね。
明るく軽やかな口調で「自分にあるもの」「be」についてお話ししてくださった川原さん。
「~べき」から解かれるような心地よさはまさに、あたたかで爽やかな風のようでした。
これから個性が際立つ時代の入り口に立つ私たち。
次回は、個性を求められるのが苦手、SNSの発信が苦手でも「be」を活かせる方法についてのお話しです。
文/熊木彩乃
『Be Yourself
自分らしく輝いて人生を変える教科書』
著者:川原 卓巳
ダイヤモンド社
世界で最も有名な日本人「こんまり」を生み出したプロデューサーが、初めて明かすあなたの魅力の見つけ方、輝かせ方。「自分らしさ」を活かして人生を変えたいけれど、その方法が分からない。そんな人も、読めばすぐに変われます。無理せず、力まず、我慢せず。本来のあなたらしい魅力を活かして、輝けるようになりましょう。
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