前回ご紹介したニュアンスカラータイツが旬だといっても、やっぱりハズせない黒タイツ。トレンドレスでクローゼットにあって然りのアイテムだからこそ、基本に立ち返り選び方を見直してみませんか？ 今回は、知って損なしの大人の黒タイツの選び方にクローズアップします。
スタイリスト門馬さんが指南。
大人の黒タイツ選び方３大ルール
Rule１
素材は肌に吸いつくようなスムースでソフトなものを
Rule２
デニール数は美脚見えするAROUND50！ 品よく女らしい透け感を見極める
Rule３
質感はセミマットがベスト。テリではなくツヤを重視
今年の定番はコレに決定！
ステッラ ピエールマントゥーの「べルーティン50 NERO」
脚を入れると、ソフトでサラッとした肌触りと抜群のフィット感に感動するはず。自然なツヤを纏ったセミマットな質感もさすがの一言。美しい透けの50デニールが通年使えて重宝します。少し値は張るけれど、定番の黒タイツなら投資する価値大。
実際に穿いてみると……
タイツ（50デニール）￥4200／ステッラ ピエールマントゥー事業部 ワンピース￥90000／エストネーション ストール￥36000／スロー バッグ￥4500／キャセリーニ 靴￥7900／マミアン カスタマーサポート
チラッと見えたときの透け感が絶妙に女らしい！
“気を抜いていない”雰囲気が素敵につながる
長めのスカートで足元が隠れるときも、動いたときや座ったときにのぞくさりげない透け感がハッとするほど女性らしい。重量のある冬の装いに程よい軽さがでるのもポイント。引き締め効果のある黒も相まって、すっきり着やせ効果も期待できるんです。
バンバン日常使いするなら、これは避けるべし
大人の定番として手にするなら、リブ素材はtooカジュアル。きれいめスタイルのときは浮きがち、カジュアルスタイルのときは幼く見えがちなので避けたほうがベターです。
ただ透けていればいいってもんじゃない！ 普段使いの黒タイツに30デニール以下は不向き。透け透けすぎて生々しく、寒そうに見えてしまいます。
まだまだある！今年のおすすめ黒タイツ
（右）特に細身の方は40デニールからトライ。通常のゾッキタイプに使うより繊細な糸で編み立て、ピタッと肌に密着。ブラック40デニール￥1200／Tabio
（中）絶妙な透け感を味わえる55デニールなるものも登場。コラーゲン加工が施され、しっとり肌にやさしい。ブラック55デニール￥1000／17℃（Blondoll 新丸の内ビル店）
（左）ふくらはぎがほんのり透ける60デニール。落ちついたツヤ感がシックに映えます。アツギのハイエンドブランドだけあって、シルキーな肌触りも心地いい。ブラック60デニール￥2200／エクスエール（アツギ）
なんだかんだ言っても出番の多い黒タイツ。選び方ひとつで、コーディネート全体の印象が変わってきます。細部にこだわって、余裕のある大人のおしゃれを楽しんでみてくださいね。
魚地武大〈TENT〉(静物、静物横の足元)
スタイリスト／門馬ちひろ
構成・文／榎本洋子〈TENT〉
【お問い合わせ先】
アツギ tel. 046-235-2450
エストネーション tel. 0120-503-971
キャセリーニ tel. 03-3475-0225
ステッラ ピエールマントゥー事業部 tel. 03-3523-9048
スロー tel. 022-308-0888
Tabio tel. 0120-315-924
Blondoll 新丸の内ビル店 tel. 03-3287-1230
マミアン カスタマーサポート tel. 078-691-9066
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Profile 門馬ちひろさん
スタイリスト福田麻琴氏のアシスタントを経て独立。多くの女性ファッション誌やカタログ、テレビ、広告などのスタイリングを手がける。ベーシックでどこかフェミニンなスタイルが得意。ミモレの特集記事「Lサイズ企画」でも人気を博す。