この冬も引き続き旬のワントーンスタイル。上下トーンを揃えるだけで小洒落て見えるおしゃれビギナーにもうれしいブームです。が……、足元ってどうしていますか？ 意外と盲点だったこの疑問に、スタイリスト門馬ちひろさんがアンサー！
結論！ワントーンの日の足元は“なじませる”のが鉄則
例えばオールブラックにパキッとした色を効かせるのもおしゃれですが、大人の女性に提案したいのは浮かないカラーのソックスやタイツをなじませてクラス感のあるスタイルに仕上げること。だからといって、服とまったく一緒のカラーを合わせればいいというわけでもありません。定番の３色について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。（門馬さん）
style１
ブラックワントーンに合わせるのは…
「ほぼ黒グレーのソックス」
狙うのは、黒に近いダークグレー。薄手の微光沢素材を選んでおけば、カジュアルにもきれいめにもフィットして重宝します。
ソックス￥600／（Blondoll 新丸の内ビル店） ニット￥29500／ノーク バイ ザ ライン（ノーク） パンツ￥23000／アッパーハイツ（ゲストリスト） バッグ￥27000／ミカイ（ティーアンドエル） 靴￥24000／ファビオ ルスコーニ ルミネ有楽町店
「ソックスも黒を選べば間違いないと思いがちですが、ここはひと工夫。トーンを上げたダークグレーをなじませるのが正解。ストイックな黒の世界にフワッと柔らかさがプラスされるんです。ほんの少し色をずらす、この小さな気配りが、“なんだか素敵な人”を印象づけるのだと思います。また、足元まで色をつなぐことで脚長効果も期待できます」
style２
ブラウンワントーンに合わせるのは……
「エクリュカラーのリブソックス」
ポイントは、黄みが強い、いわゆるエクリュカラーを選ぶこと。また、光沢感も大事。このソックスは、カシミヤクラスの細くてしなやかなウールを使い、驚くほどしなやか。品のいい細リブも大人のスタイルにフィット。
ソックス￥1800／Tabio シャツ￥22000／ラ・エフ パンツ￥11273／バナナ・リパブリック バッグ￥14000／ル・ベルニ（キャセリーニ） 靴￥8400／マミアン カスタマーサポート
ビターなブラウンコーデには、トーンアップしたソックスで“抜け”をつくってまろやかに中和。そうすると女性らしさがアップします。ただし、ほっこりしてしまう可能性が高いベージュはNG。また、コントラストが強すぎるパッキリ白も避けて。ブラウンにもなじみやすい黄みよりのエクリュがベストです。ノーブルにまとまる微光沢リブなら完璧！
style３
グレーワントーンに合わせるのは……
「チャコールグレーの透け感タイツ」
程よく肌が透けて女っぽい30デニール。絶妙なチャコールグレーでニュアンスのある足元に。
タイツ￥1200／17℃（Blondoll 新丸の内ビル店） 中に着たトップス￥10500、ニット￥28000、スカート￥25000／スローン ストール￥22000／プレディー（グリニッジ ショールーム） バッグ￥9910／バナナ・リパブリック 靴￥120000／サントーニ（リエート）
この冬いちおししたいのが、洗練度の高いグレーのワントーン。中間色ならではのムードあるシックな佇まいが素敵です。このグレーを全身に纏うときに意識したいのが、老け見えの原因になる“くすみ”を払拭すること。そんなときに同系色の透け感タイツが効果的です。ニュアンスグレーで今の空気を加味しつつ、透け感で軽さと色気を。カジュアルなサイドゴアブーツでハズしたのもポイント。フレッシュな印象になるんです。
全６回でお届けした「冬の足元問題」、いかがでしたか？ 過去記事は下部のリンクからご覧ください。この特集を参考に、皆さんが冬のおしゃれをよりいっそう楽しめますように♡
魚地武大〈TENT〉(静物)
スタイリスト／門馬ちひろ
構成・文／榎本洋子〈TENT〉
【お問い合わせ先】
キャセリーニ tel. 03-3475-0225
グリニッジ ショールーム tel. 03-6441-2142
ゲストリスト tel. 03-6869-6670
スローン tel. 03-6421-2603
Tabio tel. 03-6419-7676
ティーアンドエル tel. 03-6455-5520
ノーク tel. 03-3669-5205
バナナ・リパブリック tel. 0120-77-1978
ファビオ ルスコーニ ルミネ有楽町店 tel. 03-6268-0538
Blondoll 新丸の内ビル店 tel. 03-3287-1230
マミアン カスタマーサポート tel. 078-691-9066
リエート tel.03-5413-5333
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Profile 門馬ちひろさん
スタイリスト福田麻琴氏のアシスタントを経て独立。多くの女性ファッション誌やカタログ、テレビ、広告などのスタイリングを手がける。ベーシックでどこかフェミニンなスタイルが得意。ミモレの特集記事「Lサイズ企画」でも人気を博す。