poonutsさんからの質問
Q.
いい人って何でしょう? 子どもへの伝え方に悩んでいます

いい人とは、いい人になろうとする人――。合っていますか?
息子が中学生で難しい年頃になりました。口癖が「どうせ俺はこういう人間。だから無理」です。私は褒められた人間ではありませんが、いい人になろうと努力しました。でも、いい人ではないと思います。いい人は、どんな人なんでしょうか。どうしたらいい人になれるのでしょうか。私もいい人になりたいです。息子に自信を持って伝えたいです。『mi-mollet』を見ていると素敵な方ばかりで羨ましいです。自分に自信を持たせる方法があれば教えてください。

尼僧 掬池 友絢さんの回答
A.
人からの評価を気になさり過ぎてはいませんか?
自分の中の”いい人”を見つけてください。

大変、難しいご質問ですね……。

少し話が逸れるかもしれませんが、これまで皆さんのお悩みをお伺いしてきて、すごく「周囲の目線」というものを意識されているのだなあ、ということを感じました。ファッションを筆頭に、皆さん、自分と他を常に比較してらっしゃるような……。

私自身は、ファッションとは、ありのままの自分を受け入れたうえで、その自分を楽しむためにするものではないかと思っているのですね。つまり、自分の持っている魅力を味わいさらに輝いていきましょう、というもの。オシャレをすることによって、自分で自分を承認しているのだと思うのです。

でも承認の基準が”比較”ですと、いつも人の目を気にして怖がってしまうことになってしまうのではないでしょうか。人は誰でも自分以外の人に認めてもらいたいと思うものです。それも良いことですが、そろそろ自分で自分を承認してあげませんか? 自分の気持ちを外にばかり向けるのではなく、ほんの少し自分に向けてあげてみてください。頑張っている自分に、「ありがとう」と声をかけるのもよいでしょう。今のPoonutsさんは、もっと自分に温かい気持ちを向けてあげることが必要だと思います。自分を認めるとは、自分を愛していくことですから。

仏教の教えとは、端的に言いますと、善い行いをして心を清らかにしていくことです。そう考えますと、「いい人」になろうとするよりも、「善い行い」をしていこうと心がけてみられるのが良いかと思います。「善い行い」というのもまた抽象的ではありますが、ぜひ一度、poonutsさんの思う「善い行い」とは何かを考えて、実践されてみてください。そうすれば自ずと、「いい人とは何か?」の答えも見つかるのではないかと思いますよ。

いかがですか?
掬池友絢さんの回答、ぜひご参考になさってください。 

PROFILE
  • 掬池 友絢さん1975年生まれ。浄土宗僧侶。ILAB(国際仏教婦人会)役員。静岡県三島市にある蓮馨寺に所属。会社員として働く一方で、仏教の良さを伝え広めるべく様々な活動に取り組んでいる。蓮馨寺で「お念仏の会」や「お寺BBQ」といったコミュニティ活動をおこなう他、月に1回、寺子屋ブッダの「友絢さんとお茶を飲む会」で女性向けお話し会の講師も務めている。著書に『泣きたいときには泣いていい』(講談社)がある。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る