「今年こそ、いい1年にしたい!」と思っている人は多いもの。いい1年にするためにも、“去年と同じような行動”ばかりしていたら、何も変わらないかもしれません。今年こそ、色々なことにチャレンジしてみませんか?

いい1年にするために、今できること1:好きなことを極めてみる

 

好きなことをやっていると、日々の生活が楽しくなります。だから、趣味をやるだけで、人生において幸せをもたらしてくれるものです。でも、それをさらに“極めていく”ことで、今後、自分の生活を変える可能性もあるのです。

例えば、私自身は会社員のときからブログを書いていたのですが、アクセス数が上がり、新聞のコラム連載の依頼がきたのをきっかけに、コラムニストになりました。もともと書くことが好きだったので、ブログを毎日UPしていたのですが、それによって少しずつ文章力が上達していったのも、「プロとして仕事とする」ために役立ったのだと思います。
また、アクセス数が上がれば上がるほど、読者の人たちに影響を与えてしまう可能性が出てきたので、1から“人としての魅力”を学びました。『論語』や哲学者・エーリッヒ・フロムの本など、さまざまな人生哲学や自己啓発の本を読んで勉強をした結果、自分自身も内面から成長していき、書く内容がどんどん変わっていきました。その結果、コラムニストとして、“自分らしい特徴”を出せるようにもなっていったところもあります。
デビューして11年経った今も、ブログは毎日UPしていますが、仕事だからというよりは、好きだからやっています。だから、“努力している”という感じはないし、仕事でもプライベートでも書くことが楽しくて仕方がないのです。

もちろん「好きなことで食べていくこと」は、簡単なことではありません。だから、私はラッキーだったと言えるでしょう。
でも、きっと食べられるようになっていなくても、私はブログを毎日UPし続けていると思うのです。好きなことをするというのは、利益がなくてもやり続けてしまうものだからです。

『論語』には、「子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者(子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず)」というのがあります。
これは、「その知識を持っている人は、それを好きな人にはかなわない。それを好きな人は、それを楽しんでいる人にはかなわない」という意味です。
だから、「楽しめる」ということは、ある意味、“才能”でもあるのです。だから、好きなことがある人は、とことん楽しんでみるといいかもしれません。それによって道が開けることもあるかもしれませんよ?
もし、食べていけなくても、没頭して好きなことをすること自体が、日々の生活に彩(いろどり)を与えます。だから、“人生”というレベルで見たら、決して無駄ではないのです。

 

いい1年にするために、今できること2:副業候補を見つけてみる


現在は、新型コロナウィルスの影響による経営悪化のため、会社が倒産したり、リストラされたり、給与が減らされるということが、誰にでも起こり得ます。
だから、色々と“生活費を稼ぐ手段”を持っておくと、自分の身を助けることがあります。

“副業の準備”としてできることは、色々あります。ネットで「副業」と検索すると、さまざまな副業のアイデアが出てきます。現在は、ココナラREQUなど、手軽に「自分のスキルを売ること」ができるサービスもあるので、まずはそういうところから挑戦してみるのもいいでしょう。

先述の「いい1年にするために、今できること1:好きなことを極めてみる」につながる話ですが、場合によっては趣味を仕事にできることもあるかもしれません。
ただし、趣味を仕事にするためには、ただただ自己満足でやっていてはうまくいかないもの。“仕事にする秘訣”を1つ挙げるとすれば、それは、「お客様を喜ばせるようにすること」です。
私自身が文章を書くことを職業にできたのは、単に自己顕示欲を満たすためではなく、「読んだ人が幸せになることを書いていきたい。それが自分の幸せだ」と思えるようになったからかもしれません。「自分が心を込めて奉仕したものを、人に喜んでもらえること」は、うれしいことです。
逆に、「自己満足でいいから、純粋に趣味として楽しみたい」という人は、仕事にしないほうがいいでしょう。仕事にしてしまうと、その趣味を嫌いになってしまうこともあるからです。仕事となると、それなりのクオリティも求められるので、甘い気持ちのままやるわけにはいかなくなりますしね。

また、「人を喜ばせたい」と思って趣味を仕事にしたとしても、それを好きでい続けるためには、もう1つ大事なことがあります。それは、「ポリシーは曲げない」ということです。そのためには、可能であればフリーランスでやったほうがいいこともあります。そうしたら、「受ける仕事、受けない仕事を自分で判断できる」からです。
私自身も「自分のポリシーを守ること」だけはこの11年間、気を付けてきました。私の場合は、「特定の人に対して暴露や悪口になること、また取材対象者や読者が不幸になってしまうと判断するようなことは、書かないこと」をポリシーにしています。
だから、たまにそういう傾向のあるテーマの執筆を依頼されるときは、いくらギャラがよくても断るようにしています。それを引き受けてしまうと、自分自身がブレてしまい、信念を持って書き続けることができなくなってしまうと考えているからです。

逆に、「お客様を喜ばせるようにすること」「自分のポリシーを守ること」を守れたら、趣味を仕事にすることで、毎日がとても楽しくなります。平日に「あぁ、今日も仕事かぁ」なんてため息をつかなくなるのです。だから、個人的には趣味を仕事にすることはいいことだと考えています。

“副業の準備”としては、「趣味を職業にする」パターンだけでなく、「仕事に結びつきやすい資格をとる」「“空いている時間でできる仕事”を探す」という方法もあります。
ただ、そのときも「興味があること」「好きなこと」にしたほうがいいでしょう。どんなに、“取得しておくと役立ちそうな資格”であっても、興味がないこと、不得意なものを学ぶのは、やはり辛いことですし、続かないことも多いですしね。

それで言うと、私自身、会社員時代に、公認会計士の資格をとろうと専門学校に通ったことがありました。学生時代、数学は得意なほうだったので、大丈夫だと思ったのですが、よく考えてみたら、数字を扱うことは、あまり好きではありませんでした。だから、段々、勉強をする気がおこらなくなってしまい……結局、高い学費を無駄にしてしまいました(苦笑)。

いい1年にするために、今できること3:人との関わりを増やす


「人との出会い」で、人生の道が開かれることはよくあること。だから、何か面白そうなイベントや集まりに誘われたときは、積極的に出かけてみることをオススメします。場合によっては、人生を一変するようなチャンスを得られることもあるでしょう。

人生は“偶然”のようで、“必然”の連続です。だから、自分がその場所でその出来事に出合ったことは、いいことも悪いことも、必然であることが多いのです。
「人との出会い」も同じく“必然”です。「類は友を呼ぶ」というように、自分と合う人、また同じような欠点がある人と出会うこともあるもの。それを通して、自分が成長できることが多いのです。
抽象的なたとえ話でいえば、どんなに気が合わない相手であっても、自分も四角形で、相手も四角形だからこそ、ぶつかり合うことでお互いに角がとれて丸くなれることもあるのです。だから、どんな出会いであっても、“人生”というスケールで見たら、「意味があるもの」なんですよね。

ただし、出かけるときに1つ気を付けたほうがいいことがあります。それは「自分の勘を大切にすること」です。
もし、「なぜだか、今日はどうしても行く気がしない」というときは、やめておいたほうがいいこともあります。それは自分にとって、“出会わなくてもいいご縁”かもしれないからです。

そのためにも、日頃から自分の勘を感じられるように、「自分の心の動きに敏感になっておくこと」は大切。“自分の心とのコミュニケーション”は蜜にしておいたほうがいいでしょう。

 
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