親や親戚などから「なぜ結婚しないの?」「子供はまだ?」なんて“プレッシャー質問”をされて、気分が悪くなる人は少なくありません。
こんな質問をされたときは、どう対応すればいいのでしょうか?

“プレッシャー質問”の対処法1:その言葉を真に受けない

「なぜ結婚しないの?」「子供はまだ?」プレッシャー質問の対処法_img0
 

“プレッシャー質問”に限らず、悪口でも言えることですが、自分がその言葉を受け止めなければ、それは単なる“雑音”になります。つまり、「自分がその言葉を受け取ってしまうから、傷つけられること」を理解したほうがいいのです。
例えば、自分のことを美人だと思っている人が、人から「ブス!」と言われたとしても、「え?誰のことを言っているの?」と思うだけです。逆に、自分の容姿にコンプレックスがある人が言われてしまうと、「ひどい!どうしてそんなことを言うの?」と怒りと悲しみがこみ上げてしまうのです。

もちろん「なぜ結婚しないの?」「子供はまだ?」なんておせっかいな質問や、人を傷つけるような悪口を言う人は、問題があります。でも、それだけでなく、自分がそういった言葉を受け止めてしまうから、被害を受けてしまうのだということは、理解したほうがいいでしょう。

世の中、無神経な人や平気で傷つけることを言う人はいます。でも、他人のことを変えることはできません。変えられるのは、自分だけです。だから、傷つかないためにも、「相手が悪い」で終わらせるのではなく、自分自身を変えることに気持ちを向けることが大切なのです。

 


“プレッシャー質問”の対処法2:コンプレックスを解消する


「“プレッシャー質問”の対処法1:その言葉を真に受けない」につながる話ですが、相手の言葉に打撃を受けないためにも、自分の内側にあるコンプレックスを解消する必要があります。

ただ、そんなことを言っても、「私だって結婚したいのに、相手がいないのだから仕方ないじゃない!」「子供が欲しくてもできないのだから、どうしようもない!」と思う人はいるでしょう。
そういう人はまず、今は「自分の願望が叶わないから苦しんでいる」のか、「“世間一般の幸せ”を手に入れていないから辛い」のか、どっちなのかをよく考えてみましょう。

もし前者の場合は、やり方によっては叶わないわけでもありません。例えば、“本当に”結婚したいのであれば、世の中には、「誰でもいいから結婚したい」という人もいます。そういう人を結婚相手の対象にしてみてはいかがでしょうか?
逆に、結婚相手に対して色々な理想を抱いて、「こんな人は嫌」と思う人は、「自分がそう簡単には手に入らないものを望んでいること」に気付かなくてはいけません。基本、“相思相愛”は奇跡みたいなものです。「ある程度の年齢になって、お互いに相手のことを異性として好みだと思い、パートナーがいない状態で、結婚相手としての条件が合う」確率というのは、そう高くはないからです。
ましてや、自分自身が誰もが振り返るほどの美女というわけではなく、理想ばかりがどんどん高くなってしまっている場合は、相思相愛の確率はかなり低くなってしまいます。
そういう“奇跡”を自分は望んでいるのだと思ったら、「“なかなか叶わないこと”を望んでいるのだ」という認識を持てるので、結婚できないことにコンプレックスを抱かなくなるもの。そうしたら、「自分が相手を選んでいるのだから、今は“自分の意思”で、独身でいるのだ」と納得もいくものでしょう。

また子供に恵まれない人も、“本当に”子供が欲しければ、養子をもらうという手段だってあります。自分とパートナーの遺伝子にこだわらなければ、子供を持てる可能性は高まるのです。
ちょっとスピリチュアル的なことを言うと、子供の“肉体の遺伝子”は親から譲り受けるものですが、“魂”は親とは全く関係ないそうです。つまり、“本当の中身”は、親と子は“別もの”なのです。
さらに、養子をもらうことになって出会う子供は、血のつながりはなくても、“自分と深い縁のある魂”であることもあるとのこと。つまり、“どの視点”を持つかによって、親子に対する認識は変わってくるのです。

それに妊娠しやすいかどうかというのは、個人差があります。それは単に努力だけではどうすることもできないもの。それをきちんと理解できたら、自分に子供ができないときには、ある意味、「仕方ない」と思えることもあるのではないでしょうか。ある程度大人になったら、“努力だけではうまくいないこと”を受け入れ、割り切ることは大切です。

逆に、後者の「世間一般の幸せを手に入れていないから辛い」という人の場合は、そもそも思考を変える必要があります。そういう人は、他の人と同じことをして、「自分の人生は間違っていないんだ」と、安心したいだけのことも多いのです。
でも、現実的には、誰一人同じ人生など歩んでいません。たとえ結婚して、子供ができたとしても、です。また、人が持っているものを自分が持っていないと不安になってしまう人は、もう少し、“自分のモノサシ”を持てるようになる必要があります。人が持っていても自分には必要ないものもあれば、自分にとっては大切なものでも、人にはどうでもいいものもありますしね。

「人と比べないで、自分が持っている可能性と選択肢を生かして、“自分ならではの幸せ”を手に入れる」ようになることは、「結婚する、しない。子供を持つ、持たない」に関わらず、大切なこと。それを理解できるようになったときには、“人が持っているもの”を持っていなくても、コンプレックスを抱くことはなくなるでしょう。

 
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