ファッションの仕事をするかたわらで続けていたのは大好きな料理


杉山さんはそうしたPRの仕事を行うかたわら、自宅で親しい友人知人を相手に料理を教えていたのだとか。その趣味は、やがて現在の活動にたどり着くきっかけになっていきます。

ジョン・レノン一家との出会いが原点。料理家が「週1ヴィーガン」に目覚めた理由_img0
現在は旦那さまとともに、下田と東京での二拠点生活を楽しんでいる杉山さん。休日には、近隣に住む友人が営む農園で無農薬野菜の収穫をを手伝うこともあるとか。

「料理上手な母の影響で、私も子どもの頃から『大きくなったら3分間クッキングの先生になりたい』と言っていたのをよく覚えています(笑)。それで料理を作るのが大好きになり、留学先のイギリスでは、クッキングやフラワーアレンジメントなどを学んでいて。帰国してからは、すぐに親しい友人知人を招いてフラワーアレンジメントや料理教室を開いていました。仕事を始めてからも時々教室を続けていたのですが、そんな趣味の世界を広げるようなチャンスをいただいたのが4年前のこと。マリクレールのレシピ連載をさせていただくことになりました。今までにも雑誌で記事を掲載していただく機会はあったのですが、レシピを連載にしていただくのは初めてのこと。

 

それからしばらくして、あるパーティーで古くからの友人であるオイシックス・ラ・大地の髙島社長に再会したんです。そこで昔話に花が咲き、私が今はマリクレールで料理の連載をしていることなどを話しているうちに、『今Oisix でミールキットが人気だから、レシピ監修をしてみませんか?』と誘ってくださって。レシピ監修は私の夢の一つだから、ぜひやってみたい!ということで、とんとん拍子に話が進み、新じゃがいもとアスパラガスを使ったサラダキットをプロデュースをさせていただきました。昨年6月に発売されたんですが、発売から2日間であっという間に完売し、第二弾を発売することになったんです。しかもそれは、アメリカでヴィーガン食のミールキットを宅配する“Purple carrot”というブランドとのコラボレーションだということ。ヴィーガンレシピは私のインスタグラムでも時々紹介していたので、興味があり、昨年末のヴィーガンミールキットの販売に至ったというわけです」