現在、ミラノコレクションに公式参加するラグジュアリーブランドとして確固たる地位を築いている「アンテプリマ」ですが、1993年、ひとりの日本人女性が立ち上げたブランドだということをご存知ですか?

クリエイティブ・ディレクターを務める荻野いづみさんは、日本人女性で初めて、ミラノコレクションの舞台を飾った人。その偉業は、例えて言うならば、福山雅治さんの電撃結婚くらいショッキングな出来事(いや、それより数十倍すごいこと!)だったはず!

2013年秋冬、幸運にもミラノコレクションのランウエイに席をいただいたとき、荻野さんが描き出す力強く艶のあるコレクションのどれもに目を奪われてしまい……。「アンテプリマ」に対するイメージが180度変わった夜でした。

ワイヤーバッグだけじゃない!
実は、ミモレ世代にフィットする服の宝庫


まず、この写真を見てください。

日本人女性初のミラノコレクション公式参加<br />「アンテプリマ」に再注目<br />_img1
ドレス¥155000、スカーフ¥82000、バッグ¥83000、靴¥100000(税抜)/アンテプリマ
日本人女性初のミラノコレクション公式参加<br />「アンテプリマ」に再注目<br />_img3
トップス¥70000、スカート¥150000、バッグ¥170000、靴¥100000 (税抜)/アンテプリマ

2015-16年秋冬のイメージビジュアルです。
そこはかとない柔らかさとどこか一本芯が通ったような潔さと。さらに、クリーンな上質感。自信と不安のなかで毎日を生きるミモレ世代の女性にリンクするものを感じるのは私だけでしょうか。本当に美しく、素敵な洋服たち。ワイヤーバッグのイメージが強いブランドですが、デイリーに着られる洋服もたくさんあるんです。

個人的には、写真左のニットドレス、まさに今「着たい!」です。

毎年恒例“ピンクリボン・キャンペーン”に共感

実は私、2年前の冬に乳がんの検診を受け、「左胸・腫瘍あり 要精密検査」という結果が戻ってきました。それまで検診を怠っていた自分に怒りを覚え、そして、目の前が真っ暗になりました。

その後の再検査で良性の腫瘍だということが分かり、大事には至りませんでしたが、胸に針を刺す細胞診を何度も受け、精神的ショックが大きく、定期的な検診の大切さを痛感した出来事でした。

「アンテプリマ」が行う“ピンクリボン・キャンペーン”は、2015年10月1日(木)〜31日(土)の1カ月間に、乳がんの正しい知識を広め、早期発見と治療の大切さを伝えることなどを目的としています。具体的な活動内容のひとつとして、対象商品の一部売り上げを寄付する取り組みを行っているといいます。

今回の対象アイテムは、ピンクリボンにちなんで、ライセンス商品を除くピンクカラーの商品すべて(ANTEPRIMA/WIREBAG、ANTEPRIMA/MISTO)。期間中に、商品を購入した方には、オリジナルピンクリボンオーナメントのプレゼントも(10月14日まで。なくなり次第終了)!

  • 日本人女性初のミラノコレクション公式参加<br />「アンテプリマ」に再注目<br />_img4 ルッケット(シルバーピンク×シルバー)¥28000(税別)
  • 日本人女性初のミラノコレクション公式参加<br />「アンテプリマ」に再注目<br />_img5 ケイト ミディアム(フクシアピンク)¥68000(税別)
  • 日本人女性初のミラノコレクション公式参加<br />「アンテプリマ」に再注目<br />_img6 イントレッチオ 大(フクシアピンク)¥79000(税別)

病気や災害、事故などに直面すると、ときに“ファッションは無力だ”と考えさせられることがあります。しかし、このキャンペーンのように“きっかけを与える行動”の大切さもまた、感じずにいられません。

コレクションはもちろんのこと、そのスピリットにも感動し、「アンテプリマ」というブランドを再度好きになった37歳・秋、なのでした。

ピンクリボン・キャンペーン詳細はコチラ
 

お問い合わせ先/
株式会社アンテプリマジャパン tel.0120-03-6962

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榎本洋子/フリーライター。
大学卒業後、ひょんなきっかけでファッション誌のライターに。その後、ブランドのプレス、Web制作会社を経て独立。現在は、ファッション、インタビューなど、雑誌やWebで取材&執筆の日々。好きなものは、 書くこと、おしゃれ、黒、鯖、トイプードル、昼寝。