ここ数日急に冷え込み、まんまと風邪をひきましたライターの榎本洋子です。
朝晩の寒暖差に悩まされノロノロと衣替えを進めるも、そろそろ本気で冬物を準備せねば……、と思う今日この頃。
毎年今の時期になると、真っ先に買いたくなるのがニットです。
ふんわりとしたニットに身を包まれると、えも言われぬ幸福感に包まれるから、ニットって大好き。柔らかそうな見た目も〝幸せそう〟に見えますよね?
実は、先日こんなことがありました。
ふらっと立ち寄ったお店で薄手のVネックウールニットを試着したとき、今までは露出したデコルテが少し色っぽく見えていたのに、なぜか貧相に見える……(思わず二度見)。一緒にいた毒舌な友人に感想を求めるも、「なんか、老けて見える」と一蹴……。
そうです……! 年齢を重ね、胸元が削げてきたせいで、今まで似合っていた薄手のVネックニットが似合わなくなっていたのです。もともと小胸の痩せ型体型のため、それも裏目に。幸せそうに見えるニット姿の私はどこへやら(涙)。
"幸せそうに見えるニット"ってなんだろう?
そう聞いてイメージするのは、着たときに、ふっくらとした質感と柔らかさ、豊かな丸みを帯びて見えるニット。身につけた本人も心地よく、穏やかな気持ちになれるものだと思います。
今の自分に似合う(幸せそうに見える)、そして、心地よく着られる1枚を求め、"ニットジプシー"と化した私は、まるでウォーキングデッドのように、さまざまなお店を物色(怖い……!)。
そんな最中、ふと脳裏に浮かんだのが、まだ暑い夏のある日、展示会で目にした「イヴォン」のカシミヤニットでした。
イタリアの紡績メーカー「CARIAGGI LANIFICIO S.P.A(カリアッジ社)」の素材を使った、カシミヤ100パーセントのハイネックニット。カシミヤでこんなふうにローゲージに編み込まれたものは、とってもめずらしい。最高級の素材はさることながら、なんと、熟練の職人によって一枚一枚手編み(シリアルナンバー入り)だというから驚きます。
こんなふうに着たい! お手本スタイルはコレ!
なんと、大草編集長がこのニットを素敵に着こなしているのを目撃!
まさにこんな感じにリラックス感たっぷりに着たい。
私も早速、お店に伺い試着してみると、ゆったりとしたシルエットも相まって、空気をはらむふっくらとしたフォルムに、幸せそうに見える自分を発見。削ぎ落とされた胸元も、もちろん気にならない! そして、何より着心地がいい!
確かに、安いものではありません。しかし、似合う服が変わりつつある37歳の今、自分を美しく見せてくれる1枚に投資することは、自分にとって新たな価値基準を作る(大人の階段をひとつ上がる)チャンスだと思い、買う決心を! (もちろん、カード2回払いでね♡) 来たる冬が楽しみです!
★今すぐ欲しい!という方は、オンラインストアでも購入できます。
お問い合わせ先/
フランドル tel. 0120-290-370
榎本洋子/フリーライター。
大学卒業後、ひょんなきっかけでファッション誌のライターに。その後、ブランドのプレス、Web制作会社を経て独立。現在は、ファッション、インタビューなど、雑誌やWebで取材&執筆の日々。好きなものは、 書くこと、おしゃれ、黒、鯖、トイプードル、昼寝。