40代からパリ生活を始めた無類の食いしん坊・井筒麻三子が、「のんびりゴロゴロしてても、美味しいものが食べたい〜」と考え出したレシピから始まった、お料理連載。ゆる〜っと簡単なのに、小洒落た美味しいものが作れるから、お料理が苦手な方、「今日の献立を考えるのが面倒」という時にこそ、ぜひ作って欲しいお料理が揃っています。
簡単すぎる！おしゃれで美味しいGOROGORO KITCHENレシピ集はこちら＞＞
私の生活に欠かせない食べ物といえば、お漬物です。フランスに住んでいるけれど根っからのごはん党なので、ごはんに合うものが大好き。そしてお酒にも合うものならさらに良し。居酒屋ではメニューにあると必ずお漬物を頼んでました。
もはや漬物と名がつくものなら何でも好きですが、大人になって知り、「なんて美味しいんだ〜！」と思ったのが京都の千枚漬け。甘酸っぱくてトロッとして、聖護院かぶは滑らかで。あの味を！と思うけれど、聖護院かぶはフランスでは手に入らない……。ならば普通のかぶでなんとかあの味に近いものを〜と思って作ったレシピがこちらです。
正しい作り方では、一度塩漬けしたり寝かせたりとなかなか手間がかかるらしいのですが、面倒なことは省きたい主義。即出来上がるようにしました。そしてフランスだと米酢のほうが手に入りにくいので、ホワイトバルサミコを愛用。「お酢はどうしたら？」ってよく聞かれるのですが、海外在住ならわざわざ手に入りにくい米酢よりも、すぐ買えるもので作っちゃうのが気軽ですし、少しフルーティな、柔らかな酸味のある味になるのが気に入っています。
即席かぶの千枚漬け風（意外に男性ウケも◎！）
材料（約四人分）
・かぶ 大１個（約300g）
調味料
・ホワイトバルサミコ 大さじ２（普通のお酢でもOK）
・砂糖 大さじ２
・塩 小さじ１
・昆布 5cm角程度
・鷹の爪 少々
・柚子の皮 少々（あれば）
作り方
１ かぶは皮を剥いてから、スライサーで薄切りにする（なければ手でもOKですが、なるべく薄くする方がすぐつかります）。
２ １に調味料の材料を加えて、全体に行き渡るよう混ぜ合わせる（砂糖と塩が残ってザリザリする感がありますが、かぶからすぐ水が出てきて馴染みます）。
3 ２に昆布（小さめにカットすると後で食べやすい）、鷹の爪、柚子の皮を加え、再度よく混ぜ合わせる。
4 ３を冷蔵庫で寝かせる。1時間程度で食べられるようになりますが、一晩おくと味がよく馴染んでさらに美味しくなります。
「◯◯のレシピが知りたい」と言ったリクエストも、どしどしお待ちしております♪ 「作ったよ！」と言う方も、ぜひぜひお教えくださいね〜。
ではまた来週土曜日に、お会いしましょう〜！
簡単すぎる！おしゃれで美味しいGOROGORO KITCHENレシピ集はこちら＞＞
Comment