こんにちは。占星術師のサツキメイです。
今回は「12星座占い」がメインテーマなので、まずは「12星座占い」(占星術の世界では、太陽星座占い、と言います)と、その歴史について、のお話をしていきます。

「12星座占い」とは、「生まれたときのホロスコープのどの星座に、太陽があるのか」を見て、生まれ持った性格を占う手法です。
ではなぜ昔から現代に至るまで、星占いの定番として、「太陽星座占い」が使われ続けているかというと、「自分の誕生日」だけ分かれば、すぐに占えるという分かりやすさがあるためです。

そもそもの歴史を遡ると、近代以前は、まだまだ世の中が厳しく、貧しかったため、「占星術」で詳細に占ってもらうことができるのは、特権階級の人達に限られていました。
そのため、それ以外の多くの人達にとっては、生きること、飢えないこと、稼ぐことが何よりも大切なことだったので、当時の12星座占い(正式には、太陽星座占い→サンサイン占星術と呼ばれます)は、性格分析のためというよりは、運勢をみるものとして普及した、のが始まりと言われています。
また占星術の世界では、そうした時代背景もあり、太陽星座も含め、出生ホロスコープ(出生時の星の配置)は、本来は、個人が生まれ持った「自然や環境と共存するための力」を知るためのものとして扱われていました。

しかし、1970年代頃になると、世の中が豊かになった影響もあり、日本でも12星座占い(太陽星座占い)が普及し、「性格分析」のひとつ、として広く扱われるように。
今でも良く言われている「〇〇座はこういう性格」という内容がポピュラーになったのもこの頃です。
ただ、ネットもなく、専門的な情報や書籍が少なかったという時代的な背景もあり、「決めつけ型」的な内容も当時は多くあリました。

けれど近代になり、特にこの10年ほどで世の中で「心の問題」が大きく扱われるようになるのとシンクロする形で、12星座占い(太陽星座占い)も進化。
これまでの「〇〇座はこういう性格」というシンプルな性格分析から一歩踏み込み、「自分についてよりよく知るため」のものとして、見直されるようになります。
また、占星術の世界でも、「生まれ持った星の配置」は、優劣をつけるためのものではなく、それぞれに得手不得手も含めた「個性」があり、その生かし方を知るためのもの、という捉え方がポピュラーになってきています。

そうしたことを踏まえると、12星座占いのベイシックは変わらないものの、時代の変化に合わせた形で、改めて今、「個人が生まれ持った自然や環境と共存するための力」として自分の星座の特徴を知っておくのは、とても有意義なことだと感じています。
なぜなら、時代によって、星座別の個性の、新たな生かし方なども出てくるからです。

そのため、今回紹介するのは、現代を生きる方に向けたアップデート版。
大きな転換期を迎えつつある今だからこそ、「自己理解を深め、自分と快適に関わるためのツール」として、また「現代を生き抜くためのヒント」としての、12星座占い(太陽星座占い)を知って頂けたらと思っています。
特に、太陽星座は、あなたの「生き方・在り方」を示すもの。
ぜひ、自分らしさを肯定し、個性を発揮して生きていくために、役立ててみてください。
 

 

構成/藤本容子
 


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