キャサリン妃が長くパトロンとしてサポートをされている、子供達のメンタルヘルスに関する認知を広げるキャンペーンの一環として、先週ビデオ電話でのミーティングのご様子を投稿されました。

コロナ禍でロックダウンの最中にある英国だけに、この日もキャサリン妃は着回しのお洋服で登場。それがツイードのセットアップでした。

思い返せばご結婚当初から愛用されているアイテム。初回に登場した2012年から9年が経った現在もなおワードローブに在り続けています。

決して数多くはお持ちではありませんが、変わることなくお気に入り。長く愛用される理由や、どういったものを選ばれるのか、キャサリン妃のツイードスーツご紹介します。

 


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ツイードのセットアップ/レベッカ・テイラー ピアス/ミッソマ

ブルーに白のネップが華やかさをプラスしているツイードのジャケット。襟付きに七分袖と、デザイン自体はコンサバティブでいわゆる王道のスーツジャケットです。

エッジがフリンジになっていて、それをアクセントとしてデザインに見せているので、飽きることなく長く愛用できます。
これが古く見えないポイントはやはりサイズ感。ボディにフィットしていることで、ビスポークのような格が生まれます。

リモートワークという状況の中、髪をポニーテールにされていることで、背景とのバランスがスッキリ見え、洗練された印象にもなりますね。

気になる、お洋服の全身がこちらです。

今見ても古さは皆無!2017年のコーディネート

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2017年2月に撮影。 セットアップ/レベッカ・テイラー サファイア&ダイアモンドのイヤリング/ダイアナ元妃のもの ネイビーのクラッチ/スチュアート・ワイツマン 靴/ルパート・サンダーソン 写真:Shutterstock/アフロ

このツイードのセットアップを初めてお披露目されたとき(2017年)のスタイルです。
ジャケットと同じく、スカートにも切り替え部分がフリンジ使いとなり、アクセントに。

見えにくいですがピアスはダイアナ元妃のサファイア&ダイアモンドのスタッズ型で、クラッチやパンプスはスエードのネイビーと、小物を全て紺で揃えられたことで、落ち着いたお仕事スタイルにまとめられています。

一方で、全身で見たときのシルエットがフィット&フレアーになっているところは、さすがキャサリン妃。アイテムが違っても、ご自身の鉄板条件を貫かれています。

ご結婚の翌年、2012年のツイードスーツスタイル

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2012年4月26日に撮影。 セットアップ/レベッカ・テイラー クラッチ/アニヤ・ハインドマーチ 写真:Splash/アフロ

プリンセスとなられて最初にお披露目されたのがこのセットアップ。ロイヤルウェディングの翌年、2012年4月に行われたレセプションで初めてお召しになりました。

ブランドは今回着回しをされていたスーツと同じ、レベッカ・テイラー。米国デザイナーではありますが、キャサリン妃が立て続けに二着購入されるほどのお気に入りとなったのは、ベーシックでコンサバデザインに、ガーリーな可愛らしさがあるところでしょう。

こちらはノーカラーにお花のモチーフが装飾されたジャケットと、プレーンなタイトスカートのセット。上半身にデザインがあり、スカートはシンプルで、先ほどのスーツとは上下のバランスが異なります。

当時愛用されていた、コロンとしたフォルムのクラッチや、アーモンドトウのパンプスが初々しく見えますね。

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2017年6月12日、ロンドンでの公務時に撮影。写真:代表撮影/ロイター/アフロ

その後、2014年にもニュージーランドを公式訪問された際にも着回し。
そして今から4年前の2017年には、ロンドンでのご公務時に着用されました。

基本的には、ブルー系のツイードスーツにはネイビーの小物を合わせるのがキャサリン妃の鉄則。
でも実は、クラッチはエンベロープ型のシンプルなものに、パンプスもポインテッドや、クラシックな太ヒールへシフトしたりと、時代に合わせてアップデートもされているのです。

 
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