1

皇后・雅子さま、キャサリン妃の装いに個性とお国柄が「ロイヤルの象徴・ブルーの着こなし」

0

英国王室キャサリン妃研究家のにしぐち瑞穂です。
キャサリン妃が英国王室に嫁がれてから、今年で10年。日々、ご公務やファッションを追い続けながらも、常に頭にあるのは我が国、日本の皇室のこと。

ロイヤルスタイルとは、まさにその国の価値観や時代を象徴するものですが、日本とイギリスは、その友好関係に加え、共通点も多いといわれています。
それはファッションからも読み取れるのです。

それぞれの国の文化や、女性としての在り方を象徴するスタイルもあり。また一方で、両国ともに変わることなく大切にされているものもあります。

日本と英国を代表するスタイルアイコン、皇后・雅子さまとキャサリン妃。
お二人のファッションを通して、現代のロイヤルスタイルというものを解説します。

①ロイヤルを象徴する色は「ロイヤルブルー」


実はイギリス、日本両国ともに共通しているのが色。
ロイヤルブルーというその名の通り、皇后・雅子さま、キャサリン妃、それぞれが印象的に着こなされている色はブルーです。
清潔感があり、老若男女に最も好印象を与える色を、お二人が愛用されていることは、決して偶然ではないでしょう。

ではお二人のブルーの着こなしはどのようなものなのでしょうか。
まずはロイヤルスタイルの基本、ご公務時のファッションを見てみましょう。

【皇后・雅子さま】スーツ、ボウタイブラウス、お帽子の正統派ロイヤルスタイル

2018年11月18日、東京都調布市・武蔵野の森総合スポーツプラザにて。写真/毎日新聞社/アフロ

第42回全国育樹祭の式典に出席された際の皇后・雅子さま。ロイヤルブルーのスーツに白のボウタイブラウス、色を合わせたお帽子と、コントラストが鮮やかで洗練された印象を与える、王道のロイヤルスタイルです。
ジャケットのスカラップのようなカットによってボウタイが引き立ち、お顔周りをスッキリ明るく見せる視覚効果と、繊細なこだわりは日本ならではです。

ジャケット、タイトスカートのスーツ、お帽子、というのが皇后・雅子さまの基本スタイルですが、ブルーの中でも、目が醒めるようなロイヤルブルーがお似合いになるところに、国際的で自立した女性の凛とした強さを感じます。

またお帽子は、ツバと深さのあるデザインを目深に真っ直ぐに被るのが、日本の伝統的かつ正統なスタイルです。

 

【キャサリン妃】ワンピース、お帽子、ハイヒールで女性らしいロイヤルスタイル

ワンピース:ジェニー・パッカム 写真/Splash/アフロ

英国・キャサリン妃にとっての基本スタイルは、ワンピース、お帽子、ハイヒール。そして色は、ロイヤルブルーが定番です。

ワンピースは、肌の露出こそ控えめですが、シルエットはボディに沿った女性らしいものが主。パンプスもハイヒールであることを含め、これらは日本と大きく異なります。

またお帽子に関しても、「式典などのフォーマルなシーン=華やかなものが相応しい」とされる英国王室では、大きく高さのあるものが好まれます。
それゆえ、お帽子のデザインの違いもありますが、通常はキャサリン妃のように斜めに被られるのが基本です。

②「マニッシュorフェミニン」個性を生かした定番スタイル


次は、皇后・雅子さまとキャサリン妃、それぞれお二人らしさが表現された「ロイヤルブルー・ファッション」です。

【皇后・雅子さま】新時代の象徴、知性漂うマニッシュなパンツスタイル

2017年10月24日、高知県高知市・城西館にて。写真/The Asahi Shimbun/Getty Images

皇后・雅子さまならではのスタイルといえば、パンツスーツ。上背がおありになるからこそ、ロイヤルブルーといった上級カラーも難なく着こなされています。
一見シンプルに見えるデザインですが、繊細なパターンゆえに光るシルエットが、スタイルの良さを引き立てています。

ヘアスタイルもタイトに小さくまとめられていることで全身のバランスがよく、かつて外交官であった皇后・雅子さまらしい凛としたマニッシュな装いから、新たな日本の皇室スタイルが見て取れます。

【キャサリン妃】フィット&フレアーを軸にトレンドを取り入れたフェミニンスタイル

ワンピース:エミリア・ウィックステッド 写真/ZUMA Press/アフロ

一方キャサリン妃らしいスタイルというと、女性らしさが常にキーワードに。
ワンピースに始まりドレスコートやスカートまで、アイテムは変われど、必ずウエストをマークしたフィット&フレアーのシルエットが中心です。

新進気鋭のデザイナー選びや、ケープ型のデザインなど、トレンドも取り入れながら、自国ブランドをPRするのが英国流ロイヤルスタイル。
またエリザベス女王に習い、ロイヤルブルーを中心とした、鮮やかな色の選択も特徴的です。

  • 1
  • 2