入江　特に「トップテーパー」という、上半身正面の形状を見たとき、脇の傾斜がきつい人は段差を感じやすいんだって。

藤本　トップテーパー、前回の3Dスキャンでわかるやつですね。

入江　で、背中に段差がつくときはバックが幅広く、面で支えるブラ。さらに上辺がテープレスなタイプを選ぶといいらしいよ。

藤本　背中がすっきりするだけでも、ニット映えしますよね。脇のお肉が気になる人には、サイドが高くて、すっきりさせるデザインもよさそうです。入江さんは、デコルテの肉が削げてきて、カップの上のほうがカパカパするのが悩みなんですよね。

入江　そうなの。その場合は、3/4カップや4/5カップで、カップの突出感がない、つまりカップの高さが少ないものを選ぶといいそう。

藤本　あと年齢を重ねると、バストがハの字に開いていくって話もありましたよね。恐ろしや〜。

入江　するとバストの下辺が広がって脇に流れるから、ワイヤーが刺さるように当たることもある、と。そういう人はワイヤーの幅が広いものを選ぶと、食い込みにくいって。

藤本　なるほど〜。

入江　ワコールの村田さんによれば、年齢を重ねるにつれて、上胸のボリュームが落ちて脇側がそげる→バストの下部がたわんで、トップが下向きになる→バストが外に流れて、バスト全体が下がるというように、変化していくそう。20代から下垂は始まっているし、いったん変化したら元に戻らないとか。

藤本　だからこそ、きちんと体に合うブラを選ばないといけないんですね。