「知ってよかった！」旬のビューティ情報をお届けする連載、今回は春のネイル選びについて。
エイジングが気にならなくなる、指先の魅せ方をお伝えします。

１．色の選び方、２．塗り方。２つをマスターすれば、今日からあなたも指先美人！

藤本　最近、手が老けたなって思うんです……（しょんぼり）。

入江　わかるわ〜。手で年齢を判断するってよく言うけど、本当だよね。肌色がくすんだり、関節のシワが目立ったり、血管が浮いてきたり。

藤本　せめてネイルをつけてキレイにしてたいって思うんですが、なかなかしっくりくる色がないし、うまく塗れなくて。入江さん、いつも上手に塗ってますよね。聞くところによると、ネイルサロンの人にも褒められるとか。

入江　ふふふ。成功のポイントは、１に色の選び方、２に塗り方。で、色はズバリ、“くすみ色”をセレクトすること。

藤本　え!? 手の肌がくすんでいるのに、爪にまでくすみ色をつけたら、ヤバいんじゃないでしょうか？

入江　それが不思議と、そのほうが手が美しく見えるの。手の肌のくすみと微妙につながって、かえって肌色を沈ませないというか。なかでも誰の手にも合いやすいのが、ピンクみを含んだスモーキーヌードカラー。シーンを選ばないし、少しくらい先端の色がハゲてもわかりにくいのもいいんです(笑)。

藤本　じゃあ、NGな色は？

入江　同じヌード系でも、黄みが強すぎたり、白っぽいものは、肌浮きしやすいかな。

藤本　なるほど。

入江　そして塗るときは、まず手を洗う。

藤本　手洗い……ですか!?

入江　手を洗って、爪を除光液で１回拭くの。爪に油分がついていると、色がキレイにのらないし、持ちも悪くなるから。それからトップコートとベースコートは必ず塗る。

藤本　ちょっと面倒だなあ。

入江　でもね、そのほうが塗りやすいし、圧倒的に持ちがよくなる。今はトップとベースどちらにも使えるものもあるから、“セルフネイラー”なら１本持っておくといいよ。

藤本　肝心のカラーの塗り方はどうなんでしょう？　すぐムラになったり、はみ出たりしちゃうんですけど。

入江　とにかく、液の量を多く取りすぎない。刷毛をボトルの口でしごいて落として、適量を取るように。とはいっても、液の量があまりにも少なすぎると、それはそれで筋ムラになるので、色がきちんとのるけれど、ボッテリ厚みが出ない程度に。そして爪の中央→サイド→もう片方のサイドの順に塗る。基本的には２度塗りします。

藤本　そうするとムラになりづらい。

入江　うん。まあ、１度塗りの段階では多少のムラは出るけど、気にしない。２度目に塗ったときに完成すればいいや、くらいの大らかな気持ちで！

藤本　少し気が楽になりますね。

入江　はみ出しも、ヌードカラーの場合、そんなに目立たないし、よほど大きくはみ出さない限り、私はそのまま。爪の縁から出て、肌についた色は、１〜２日すれば自然に取れます。

藤本　入江さん、意外に大胆！　具体的にはどんなネイルがおすすめですか？

【ジルスチュアート】
シックなトーンが今風。文句なしの鉄板美人カラー

入江　ジルスチュアートのこの色は、くすみヌードカラーのお手本、赤みが強いキャラメルブラウン。ミモレ世代の手肌を引き立ててくれる美人色です。ブラウンとベージュの間くらいのトーンだから、シックだし、爪のくすみが透けて見えないところもいい。

藤本　オフィスにも向いていそうですね。

入江　この色を嫌いという人はまずいないのでは？　と思います。

次ページ▶︎　透明感あふれる大人ピンクの筆頭は「uka」！

大人の指先を彩る絶妙くすみカラー！
▼右にスワイプしてください▼