自転車の二人乗りは今でも憧れです(笑)

 

――では、ここからは青木さんの人となりを聞かせてください。小さい頃はどんなお子さんでしたか。

よく外で遊ぶわんぱくな子でした。ただ、子どもの頃はものすごい潔癖で。
小学1年生のときだったかな。友達と一緒に野球をやっていたとき僕はキャッチャーで、バッターがバットを振ったときに泥はねが飛んできて、服が汚れちゃったんですね。
その場では「やめろよ〜」っていう感じだったんですけど。家に帰る途中にどんどん落ち込んじゃって。泥だらけの服を見てポロポロ涙が出てきたのを覚えています(笑)。

――繊細だったんですね(笑)。

きっとそのときは何か自分の中であったんでしょうね、綺麗な服を着たいという気持ちが(笑)。今となっては泥まみれになったら洗えばいいとしか思わないんですけど。

――中高のときの青春の思い出といえば?

それがまったくないんですよ。本当はやっちゃいけないですけど、自転車の二人乗りとか、マジで憧れてて。男の子が前で運転して、女子がちょこんと横座りしているのとか、いいじゃないですか。

この間も、Twitterの広告かなんかで、二人乗りしてる男女がいて。後ろの女の子がボソボソと喋っているのを、男の子が「え? 何?」って聞き返すところとか最高でした! しかもそれがまた田舎道なんですよ。僕、田園風景とか結構好きで、畦道とかテンションが上がるんですけど。田舎の高校に通っていたらこういうことが本当に起こるのかと、胸が甘酸っぱくなりました(笑)。

――実際にそういうシチュエーションを経験したことは……?

まったくないです。当時は、男メンツでワイワイやってる方が楽しかったんです。何であのときもっと青春しなかったんだろうって今になって思いますね(笑)。

――10代の頃は帰ってきませんからね。

そうですよ。1週間に1回くらい考えますから、なんであのとき…って(笑)。
僕、ベランダでコーヒーを飲みながらたそがれることが多くて。そこでケータイをいじってると、例の広告がめちゃめちゃ出てくるんです。
それを見るたびに、10代の頃はあんまり遊んでなかったなって、毎回後悔している自分がいます(笑)。

――それ、その広告を踏むからまた同じ広告が出てくるんだと思います(笑)。

そうらしいですね(笑)。でも、そういうの見るの別に嫌いじゃないので、ついクリックしちゃいます。

――じゃあ、制服デートの経験も?

1回もしたことないです。してみたかったですね、制服デート。

――これはもうキラキラ系の映画に出て取り返すしかないですね!

そのときは泣いちゃうかもしれない。「そうか、これが青春なんだ!」って。

――廊下で壁ドンしたり。

いいですね、してみたいですよ、壁ドン。だってリアルでは恥ずかしいじゃないですか。でもお芝居だったら割り切ってできそうなので。いつかそんなお話が来ないか楽しみです(笑)。