今は休刊になってしまった雑誌『グラツィア』に出ていた、20年前の私を見つけました。
42歳前後です。
 
2001年は生活をパリ拠点に変えた年。
子供達もまだ小学生で、東京のカトリックの男子校から、校風が180度違うアメリカンスクールでの新しい生活。
 
パリのヴォーグでの仕事、日本でのコンサルタント業、そして東京でPR会社を経営していた場所は友人と2人で「ラ ブティック」というセレクトショップにしたので、休息は移動中の車と飛行機の中、というような生活をしていた頃の私です。

「大人のエレガンス・カジュアルは質の良さや旬の香りが鍵」(2001年8月号より)

エレガントのニュアンスは、大人の女性には欠かせないとも当時の私は言っています。
この中で着ているチェザーレ ファブリの皮のスカートとトップスは、20年経った今でも私の定番です。

 

靴に関してはここ3年くらいはフラットなサンダル、もしくはスニーカーが今のファッションですから、私も当然その組み合わせでこの洋服をコーディネートしています。
この時に言っている「旬なものと合わせるのが鍵」という基本の考え方は、今も全く変わっていません。
このブルガリのゴールドの時計も今でも大好きな一点です。

大好きだったシルクのグリーンのドレスは、その年、バリの私のお誕生日パーティでドレスを着たままプールに飛び込んでしまってダメにしてしまったことが、今も悔やまれます。

「おしゃれな人の髪と服との絶妙バランス!」(2001年11月号より)

「その人が素敵かどうかはヘアスタイルにかかっている。トレンドの洋服を着ていても髪型が時代遅れだと老けて見える」と言い切っています。
このヘアスタイル重視の考えは今でも変わりません。基本的に3〜4週間に1度は美容院に行くのも今でも同じです。

ここで着ているチェザーレ ファブリのグレーのニットドレスも今もときどき着ています。

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「おしゃれなひとほど服の数が少ない」(2002年3月号より)


このテーマはおしゃれな人ほど服の数が少ない。
「最初のシーズンテーマを決めてしまえば、無駄なく着まわしのきくコーディネートができる」と言っています。そして私のそのシーズンの着こなしを紹介しています。
シルクタフタのような生地の華やかな色のシャツにジーンズという、ちょっとお出かけするのにぴったりなスタイルはずっと私の定番です。

この中で着ているサンジュムーンのサマードレスも、今でも私のリゾート旅に持っていく一着です。

当時、大忙しの私がそれでもやって来られたのは、全て、まさに私の著書のテーマ『無駄のないクローゼットの作り方』のおかげだったのです。


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