モラハラ夫からの洗脳4:「自分には男が必要だけど、彼以外に相手にしてくれる男はいない」
世の中には、「男がいなければ生きていけない女」というのは、存在します。そういう人は、自分に洗脳をかけてしまっているところがあります。
どんな洗脳かというと、「自分には男が必要だけど、彼以外に相手にしてくれる男はいない」ということ。そして、そこには「親密な関係の男性がいないと、自分が女性であることを実感できない」「男性に求められることで、自分には女性としての価値があるように思える」といった心理が隠されています。
本来は、傍に男性がいなくても、女性が自分の女性性を感じることは可能です。女性であることを楽しみ、もっともっと自分を輝かせればいいのです。でも、人にかけられている洗脳であればまだしも、自分にかけている洗脳に関しては、解くのは至難の業です。
そういう“男性がいないと生きていけない女性”が、若いとは言えない年齢なり、恋愛対象が減ってくると、なかなか離婚の決断をするのは難しいもの。
とはいえ、そういう女性は夫に対して恨みがある分、外で不倫をすることはあります。ただ、そういう人妻と不倫をする(既婚者)男性は、「遊び」であることが多いので、外での恋でも自尊心を傷つけられてしまい、ますます自己肯定感が低くなってしまう、という悪循環になりがちです。
本人も、「相手にとっては遊びだから、こんな自分のことを相手にしてくれるのだ」と卑屈に考えているところがあるので、どんどん「自分の価値を、自分で下げてしまっている」ところもあるのです。
だから、本来は、「誰かに頼って生きる」ということ自体から抜け出すことが大切です。自立して生きられるようになり、自分に自信を持てるようになった時には、雰囲気も変わるので、人からも大切にされやすくなります。少なくとも、モラハラ夫のように“支配できる相手”を求める人とは縁ができにくくなります。
つまり、「モラハラ夫そのものが問題」というよりも、「モラハラを受けている“本人の在り方”が一番問題である」ということなのです。自分次第で自分の取り巻く環境は、いくらでも変わっていくからです。
モラハラ夫と別れるにしても、別れないにしても、とにかく精神的にも、経済的にも自立した女性になりましょう。そうなったときには、「人生の選択肢」が増え、自己肯定感が高まります。そうすると、だんだんモラハラ夫とは性格が合わなくなってくるので、関係が終わる可能性も高いでしょう。ひょっとしたら、モラハラ夫が心を入れ替えて変わることもありますしね。
自分が変われば、環境も変わるし、相手も変わるもの。「自立して、自尊心を取り戻すこと」、それが、モラハラ夫と縁を切るためにも、幸せになるためにも、大切なことですよ。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。
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