30代の頃は人に良く思われたくて自分を大きく見せようとがんばっていたところがあったけど、40代に入ってから、それが変わりました。「どう足掻いても自分は自分にしかなれないな」という、いい意味でのあきらめがついたし、自分より多く持っているように見える他人も、自分と同じように踠きながら生きているんだとよくわかるようになったからです。

「完璧な人間はいない」。そう理解したら、自分が大したことのない人間だと認めて受け入れられるようになって、そうしたら他人の欠点も許せるようになった。これはハルの言うところの、「私が私らしくいられるようになった」、ってやつですね。

そして気づいたのが、自分らしく振舞っていると、好かれようとしていたときよりも人が寄ってくるようになる、ということ。これは他人に置き換えるとわかるのですが、変に気を遣って忖度してくる相手よりも、のびのび意見を言ったりやりたいことをやっている人の方が、一緒にいて楽なんですよね。なぜって、そういう人を見ていると、「そうか、こっちももっと素直になっていいんだ」と気づけるから。

つまり、自分らしく振舞うことで周りの人たちも自分らしさを解放できるようになる。ポジティブな連鎖が起きるのです。

バレンタインデーには、新恋人でミュージシャンのヴァン・ハント(50)との2ショットを公開。



アラフォー以降、特にアラフィフともなると、結婚しているとかシングルだとか子供がいるいないとか働いているかどうかだとか、そんなことで他人と比べても仕方ないという境地に至りますよね。自分がいるステージで自分なりにがんばるしかないし、それで充分。虚勢や見栄、焦りなど、余計なものが削ぎ落とされるのが、この年代。だからアラフィフになってからの方が、本当に人生生きやすくなったなあと実感している私は、ハルのこの言葉にすごく共感してしまったのでした。


この記事は2021年3月6日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。


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