しかし、市川さんはすぐ奈落の底に突き落とされてしまいます。なぜなら大好きなお酒を絶たなければいけないから。アルコールは脂肪の分解を阻害するからNGというアドバイスを渋々受け容れ、ノンアルコールビールで代用します。さらに、糖質たっぷりの麺類をコンニャクに代えてみたりもしました。

42歳男性が2か月で12kg減量の実態を告白「ダイエットの地獄の落とし穴とは」_img3

これらの代用食が意外と美味しかったことから楽勝で続けられると喜びますが、すぐに本物の糖質が欲しくなり禁断症状が出てしまいます。それでもあの手この手を駆使して糖質制限に慣れていきますが、今度は食事とは違う角度からストレスの種がやってきます。

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それが見知らぬ人たちから寄せられる言葉の数々。自分にプレッシャーをかけるためにダイエットの過程をSNSにアップした市川さんでしたが、「私はジムに行かずお金を使わずにヤセましたけどねwww」といったマウンティングを取るコメント群にイライラを募らせていきます。

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さらに試練は続きます。仕事仲間から「今日くらい飲んでも大丈夫じゃないですかあ?」と誘惑されたり、体型の変化を誰にも気づかれなかったり。そうやって心が折れそうになった頃、傍から見れば立派な暴飲暴食なのに「自分は全然食べていない」と無自覚に言い放つ体重108㎏の弟を見て改心し、再びダイエットに本腰を入れるのでした。