みなさま、現在公開中の松浦弥太郎さんのインタビューはご覧いただいたでしょうか? 
文筆家であると同時に、中目黒にあるセレクトブックストア『COW BOOKS』のオーナー、雑誌『暮らしの手帖』の前編集長であり、現在はWEBサイト『くらしのきほん』を立ち上げ、衣食住に関する様々な知恵を日々紹介している松浦さんは、まさに文化と暮らしの〝粋人”。実は、ミモレ編集部内にもファンが多くいます。

インタビューでは、昨年の49歳の誕生を前に、約9年間つとめられた暮らしの手帖社を辞めることを決意し、ゼロからの出発としてIT系企業のクックパッドに入社された松浦さんが、その想いと〝年齢を重ねてこそ初々しくいること”の大切さについてお話くださいました。
編集部では、「日々の暮らしがいちばん大切」と語る松浦さんに、ミモレ世代の女性が毎日の生活の中で感じる疑問やお悩みへの向き合い方を伺いたいと思い、今回、特別にAsk&Answerコーナーの回答もお願いしました。丁寧で美しい暮らしを送る松浦さんならではの回答、ぜひご参考になさってください!

にこさんからの質問
Q.
オシャレって何なのだろう?と考えてしまう今日この頃です

オシャレってそもそも何なのだろう? 最近なら手頃な価格のものも充実していて、ただ着るだけで良いのなら十分だけれど、やっぱり少し値が張っても素敵な物が欲しかったり……。何よりとっても楽しく気分が良い! けれど、そもそも何のためなのかな。。。など、ふと考えています。
プロフェッショナルの方がオシャレに対してどんな想いをお持ちなのか、お聞きしてみたいです!

特別ゲスト 松浦弥太郎さんの回答
A.
清潔であること、サイズ感が合っていること。
オシャレに必要なのは、この2つだけだと思っています。

僕自身は、オシャレとは身だしなみであると思っています。だからオシャレであるために心がけるべきは、

清潔であること、サイズが合っていること、

この2つだけでいいと思っています。どんなに安いものを着ていても、清潔でサイズが合っていれば、絶対にオシャレに見えますから!

でも皆さん、意外とサイズ感の合ってないものを着てらっしゃいますよね。肩幅、身丈、ラインなど……。サイズ感が合っていないというのは、単に大きすぎるとか小さすぎるとかいったことだけではないんです。もっと、自分の体のラインにフィットしているか……。そう考えると、なかなか難しいものだと思いませんか?

清潔というのも、もちろん洗濯さえしていればいいというわけではありません(笑)。たとえば僕はシャツを着ることが多いのですが、着る前に必ずアイロンをかけます。それは、相対する人に不快感を抱かせないため。

このように僕は、オシャレはマナーとしての身だしなみと考えていますので、流行を追うことはないんです。こんな言い方をすると少しきつく感じるかもしれませんが、清潔であることとサイズが合っていること以外は自己満足であって、接する相手のことを想った行為ではないと思うからです。

でもこれはあくまで僕の持論。自分の好きな服を着て気分が楽しくなる、ということもとても大事で必要なことだと思います。そのとき、清潔感とサイズ感さえきちんと抑えておけば、自分らしいオシャレというものを必ず表現することができると思いますよ。

いかがですか?
松浦弥太郎さんの回答、ぜひご参考になさってください。 

PROFILE
  • 松浦 弥太郎さん1965年生まれ。10代後半から20代半ばまでをアメリカで過ごし、帰国後、セレクトブックストア・COW BOOKSをオープンし話題になる。2009年より今年3月まで、『暮らしの手帖』編集長を務める。今年4月にクックパッドに移籍。7/1より新たなWEBサイト『くらしのきほん』をスタートさせた。また文筆家としても活躍中で、雑誌や新聞など多数の連載を持つ他、著書も多数。近著に『くいしんぼう』、『松浦弥太郎の男の一流品カタログ』(ともにマガジンハウス)など。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る