モデルのKIKIさんがキュレーションを務める、アート作品を紹介・販売するオンラインギャラリー『passageKIKI(パサージュキキ)』。家で過ごす時間が増え、住環境を充実させたいという方が増えている今、「アートを身近において、すこしでも明るく楽しい気持ちで過ごすことができたら」という想いでスタートされたそう。

KIKIさん●武蔵野美術大学在学中より、数多くのファッション誌のモデルとして活躍。その後、テレビ・映画や、登山にまつわる書籍の執筆など活躍は多岐にわたる。2020年10月、オンラインギャラリー『passageKIKI(パサージュキキ)』をオープン。
 

今日は、そんなパサージュキキが注目するうさぎ写真家・髙際香里さんの作品にフォーカス。1999年に写真集『黒いうさぎ』を出版された髙際さん。NYやロンドンの書店にも並び、近年も写真展を開催するなど、長く人気を集めています。実は髙際さん、ファッションデザイナーからファッションディレクターへ、その後ライフスタイル誌の編集長を務めるなど、長年ファッション業界の第1線でマルチにご活躍されてきた方なんです!そんな髙際さんがなぜうさぎの写真集を出版することになったのか?写真を撮ることになったきっかけや、作品について伺いました。

 

――うさぎの写真を撮ることになったきっかけは?

「元々、なにか動物を飼いたいと思っていた時に、知り合いのカメラマンさんにおすすめされたのが、オランダ原産の”ネザーランドドワーフ”という、体重約1kg程度の小さいサイズのうさぎでした。うさぎを飼うのは初めてでしたが、実際飼ってみると、毛並みはふわふわだし、呼べばこっちに来たり、怒ったり甘えたり、と意外と感情表現も豊かなんです。猫や犬とは違う可愛さに虜になりました。元々写真は趣味程度に撮っていたのですが、うさぎの魅力を写真に残したいと思い、本格的に写真を撮り始めたのがきっかけです」(髙際さん)

大好きなピーターラビットからネーミングしたというピーター。くりっとした大きな目が愛らしいです。「ピーター 3」/¥38500

写真集に登場する黒いうさぎはピーター、ショコラ、モモの3羽。その後ネザーランドドワーフをすすめてくれたカメラマンさんから白1羽を引き取り、4羽と8年ほど一緒に生活していたそう。

――撮影時のご苦労などはありましたか?

「繊細な性格なので、飼い主でないとなつかないというのはあります。また黒いうさぎなので、光の当たり方によっては真っ黒いかたまりにしか見えないことも……。写真集は3~4ヶ月かけて、何枚も撮ったなかから厳選したものです」(髙際さん)


次ページは「写真家ではない髙際さんが、写真集を出版!」

髙際香里さん撮影のうさぎ写真をまとめて見る
▼右にスワイプしてください▼

「ショコラ 3」/¥38500
「黒いうさぎ」/¥38500
「モモ」/¥38500
「夏の1日」/¥38500
「ピーター 3」/¥38500
「ショコラ 1」/¥27500
「白バラとうさぎ」/¥33000
「グラスと格闘」/¥38500