40代からパリ生活を始めた無類の食いしん坊・井筒麻三子が、「のんびりゴロゴロしてても、美味しいものが食べたい〜」と考え出したレシピから始まった、お料理連載。ゆる〜っと簡単なのに、小洒落た美味しいものが作れるから、お料理が苦手な方、「今日の献立を考えるのが面倒」という時にこそ、ぜひ作って欲しいお料理が揃っています。

 
 


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赤や黄色、オレンジ……と、食卓の彩りに最適なパプリカ。なのに、私の中ではいまいち美味しさがわからず、以前は手が伸びないでおりました。が、その考えをぐるん!と覆してくれたこのマリネです。友人宅で食べた焼きパプリカが本当に美味しくて、「焼くとこんなに甘くなるのか!」と眼から鱗。

それからというもの色々試してみたのですが、焼いてマリネ、のこのシンプルな方法が一番パプリカの良さを味わえるな〜という結論にたどり着きました。酸味は手に入りやすいポン酢を使いましたが、バルサミコ酢やレモン、ワインビネガーなどでもOKです(ポン酢より酸味が強いものが多いので、まずは半量で試してみて下さい)。

焼くのに時間がかかりますが、それさえ終わればあとはマリネ液に漬け込むだけ。約1週間は冷蔵庫保存できるので、一度作っておけば「何かあと1品……」というときにも助かります。夫のお弁当を作っていた時は、彩りとしても活躍してくれました。

そのままで食べてもいいし、鰹節をふれば和風に、バゲットにクリームチーズと共にのせてアペロに、アンチョビなどと一緒にパスタの具材に……と、アレンジも無限♪
食べ終わった後のマリネ液は、ちょっと塩、胡椒&酸味などを加えて味を整えればドレッシングに早変わりするので、ぜひそちらも捨てずに使ってやってくださいませ。

作り置きに最適な、パプリカのマリネ


 材料(約4人分)

・赤パプリカ 1個
・黄パプリカ 1個(これはオレンジでも、赤だけ2個にしてもOKです)
・にんにく 1片
・オリーブオイル 大さじ2
・ぽん酢 大さじ1と1/2
・塩、胡椒 各適量

 作り方  

1 パプリカは丸ごと耐熱容器などに入れて、オーブンで焦げ目がつくまで焼く。途中何度かひっくり返して、全体に焦げ目がつくようにすること(しっかり焼かないと、皮がきれいに剥がれないので注意。我が家では230°で大体30分くらいかかっています)。

 

2 1の荒熱が取れたら、皮をむいて種を取り、適当な大きさにカットして保存容器に入れる。パプリカから出た水分も、保存容器に注ぐ(この水分にはパプリカの旨味が移っているので捨てずに!)。

3 にんにくはスライスにする。

4 2に3のにんにく、オリーブオイル、ぽん酢、塩、胡椒を加えてよく混ぜ合わせ、冷蔵庫に入れる。

 

5 30分くらい置いたら食べられるが、一晩以上置くとより味が馴染んで美味しい。



「◯◯のレシピが知りたい」と言ったリクエストも、どしどしお待ちしております♪ 「作ったよ!」と言う方も、ぜひぜひお教えくださいね〜。
ではまた来週土曜日に、お会いしましょう〜!


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