2020年1月の第77回ゴールデングローブ賞にて。写真:The Mega Agency/アフロ

ちょうど2年前の3月9日にインスタグラムで婚約を発表した、J.Loことジェニファー・ロペスとアレックス・ロドリゲスが、4年間の関係に終止符を打ったという、突然の破局報道。このカップルの破局は一部のアメリカ国民にとっては、アンジーとブラピの離婚くらいに衝撃を与えたようです。かくいう私も、ショックを受けたひとり。

なぜか?

N.Y.のラジオ番組「デイリー・ビースト」のホストは、ふたりのことを「N.Y.のメーガン妃とハリー王子」と例えていました。アンジーとブラピが「ブランジェリーナ」と呼ばれて親しまれたように、ジェニファーとアレックスも「J.ロッド」という愛称で、ドリーム・カップルとして憧れの存在だったのですね。

 

バツ3のジェニファー(51歳)と、バツイチのアレックス(45歳)。お互いに人生色々あってからの熟年カップルで、シングルマザーとシングルファザー同士、子供たちも一緒に家族ぐるみの付き合い。さらに昔からワークアウトにストイックだったジェニファーはアスリートであるアレックスのハードな筋トレも共にこなし、以前の結婚生活ではストリッパーやマドンナとの浮気が報じられたアレックスは、20年以上前から憧れだったというジェニファーにすっかりベタ惚れ。

向かって左はアレックスの娘ナターシャ、右はジェニファーの娘エメ。写真:Splash/アフロ

そんなふたりの姿は、まさに「カップルズ・ゴール(=カップルが目指すべき理想の形)」。アレックスがレッドカーペットにいるジェニファーの写真を撮りまくりカメラ小僧のようになっている微笑ましい様子も、アラフィフバツイチの私を含め、見る者たちに「アラフィフになってからも、こんなお互いに情熱的に愛しあえるパートナーに出会うことができるんだ……!」と勇気を与えてくれていたのです。だからこそ、このカップルだけはこのまま仲良く添い遂げて、永遠の愛が存在するという夢を見させて欲しいと、勝手に希望を抱いていた。

前置きが長くなりましたが、ふたりももちろん自分たちが理想的なカップルでソウルメイトだという自覚はあるよう。今までのインタビューで何度もお互いへの愛情について語っていますし、以前ジェニファーは「変化の激しい生活の中でも、あなたが私の世界をもっと美しく、安全で安定した場所にしてくれているわ。そして私をもう一度、10代のように感じさせてくれる」とアレックスについてコメントしていて、この言葉にはグッと来ました。この破局報道が出たあとにも即、否定するコメントを共同声明で発表。「すべての報道は誤りです。私たちは一緒に努力しているところです」。

 
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