スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

先日友人の紹介で、指圧とオイルマッサージを組み合わせたトリートメント(治療に近い、私からすると)に行ってきました。「よく頑張っている身体ですね。張りつめています」と言われて、施術中に思わず落涙。「凝っていますね、硬いですね」とはいつも言われるけれど、身体の頑張りを労ってもらえるなんて。そうだそうだ、私の身体はいつもいつも頑張ってくれている。

 

人並み以上の体力があり、気力も。「脳が強いから」(そう言われた、何度も)ストレス耐性も高い。だとすると、身体は本当に頑張ってしまう。24時間ずっと考え事をして、忙しすぎて肩甲骨が硬くなって、ついつい呼吸を忘れてしまう「持ち主」を、よく支えてくれている。たくさん食べて飲むし、内臓だって疲れるよね。

そうそう、いつも気持ちや心もありかたには気を配っていたつもりだったけれど、身体自身の深い疲れやストレスは、そのままになっていたかも。一言優しくかけてくれた言葉がきっかけで、思わず自分の内側に優しさや感謝を向けることができました。「頑張って当たり前」「もっと強くならなくちゃ」と、私たち「身体の持ち主」は、けっこう身体に発破をかけてしまう。

休日や眠りにつく前、心からの労いの言葉を身体にだってかけてあげよう、と思いました。がちがちの肩甲骨には、ストレッチポールが効くみたい。早速買って、やってみようかと。もちろヨガも続けていますが、身体をゆるめてから――だと、もっと効果が深く意識できるそうです。

まだまだ続く人生の旅。自分の身体、という車をもっと優しく丁寧にメンテナンスしようっと。

大草 直子

パニータは、間違いなく私を癒し、緩めてくれる存在。
21時半に帰った日の、ある日の夕方。以前は、これに山盛り白米を食べていましたが、ビールを飲む日は白米はなし。ゆるい糖質調整を始めたよ。

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