スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

桜、今年は早いですね~。先日、取材で石川県金沢市に伺いました。金沢、東京よりも、体感としては2℃くらい低かったのですが、桜はほぼ満開♡ 夜間もこの時期はオープンしている(しかも無料)兼六園や、金沢城の西側を流れる犀川の川沿いも、なんとまあ、美しい桜。昨年はこの時期、ほぼ外出しなかったのですが、今年は遠くから眺めることができて、それだけで幸せでした。

 

無彩色の街が、春になって色づき始め、それだけで、生命力やポジティブな意欲がむくむくと芽吹いてくるから不思議。日本の四季の景色は、本当に私たちのメンタルと直結していますね。

だからこそ、冬のシーンになじむように、ネイビーや黒、グレーが多かったコーディネートを「色を着る」――それにチェンジ。色は個性やキャラクター、そして自分らしさとも言い換えられます。今の気分、旬の気持ち。ワクワクと動く心を映せばよいかな、と思います。少しドライな赤やネオンピンクのバッグ。グリーンのワンピースなど。着るだけで、私たちのスイッチは一気に春モードに。この3色は、ほかのアイテムも手に入れたほど、私の中でIN。

そもそも、今年の「流行色」の傾向は、グリーンやピンクなど。着手(きて)も周りの人もハッピーになりそうなハッピーな色。トッズのバッグに見られるようなネオンカラーも多く、服は難しくても、小物で取り入れると良いですよね♡

いつもはスモーキーな色に隠れがちな私ですが、今年はきれいな色に挑戦しようと思っています。
 

大草 直子

グリーンにピンク。ワンツーコーディネートだからできる、キレイ色同士の組み合わせ。濃度を揃えると、性格の違う2色がマッチします。
少しスミっぽい赤とデニムの組み合わせも、実はずっと好き!上下カデュネ、サンダルはミッシェル ヴィヴィアン。
ニットとスカートはOPAQUE.CLIP。スニーカーはコンバース、バッグはトッズです。

ワンピース#アスペジ

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