大草直子の最新刊『飽きる勇気』ができるまで【予約受付中】

こんにちは。ミモレ編集部 川良です。

11月13日に発売になる大草ディレクターの生き方本『飽きる勇気　好きな2割にフォーカスする生き方』の編集担当として、やっと先週校了を終えました！　ということで、今日はこの本ができるまでをミモレを読んでいる皆さんにお話ししたいなと思います。

作るきっかけとなったのは、大草さんが朝日小学生新聞で連載していた「子育て中、自分育て中」。子育て中の私にとって気づかされることが満載で、いつも読みながら「子育てに限らず、仕事や人生のことを、もっと大草さんに聞いてみたい」と思っていたのです。

そして時は流れ、2018年に出版した『大草直子のSTYLING&IDEA 10年後も使える「おしゃれの結論」』の制作中のこと。打ち合わせに打ち合わせを重ね、何日も取材や撮影をし、やっと初校が出たところで、気づいたんです。「あれ、大草さん飽きてる!?」と（笑）。打ち合わせ中や撮影のときのエネルギーや集中力はどこへ？と思うくらい。たぶん「もうここからは任せていいかな」と思ってもらえていたのだと思うのですが、このギャップは何なのだろう？と。それ以来、私の大草さん観察が始まりました（笑）。

私自身は、どちらかというと腰が重くスローペースで、仕事はギリギリまで粘って、最後の最後に集中力を発揮するタイプ（遅い！）。なので、大草さんとは真逆なんですね。だから、あのスピード感や途中である意味潔く手放せることが、とても羨ましくて。

そして一緒に仕事をし、観察していく中で、ある結論に至りました。今回の本のサブタイトルにもなっていますが、大草さんは「好きな2割にフォーカス」しているんだと。自分の得意なこと、力を発揮できること＝好きな2割、に全力投球して、できないこと、違うなと思うことは我慢せず、断るし手放している。だからこそ結果が出せているんだと思ったんですね。


『大草直子のSTYLING&IDEA 10年後も使える「おしゃれの結論」』の制作時のことに話を戻せば、自分が得意で全力投球できるところをやり遂げたからからこそ、“飽きて”次へ進んでいたんだなと腑に落ちました。

本の中にも書かれていますが、何でもできちゃうスーパーウーマンのように思われがちな大草さん、結構できないこともあります。でも、そこを認め、助けてもらい、できることに集中する。つい何でも自分でちゃんとやらないと、とか、人に助けてもらって迷惑をかけちゃいけない、とか思いがちですが、そんなことはないんですよね。

ちゃんと自分を認めているからこそ、他人の評価も気にすることなく、変化もしていく。そんな大草さんの生き方は、大きな時代の転換点である今のタイミングに絶対に必要な本だと確信して、作ることになりました。

春にオファーし、ステイホーム期間を経て、大草さんの価値観も大きく変化していた夏頃に、制作がスタートしました。そこからは、大草さんいわく「おっとりした鬼」となって（笑）、無事校了までたどり着くことができました。

長くミモレを読んで下さっている方なら「そうそう！以前からおっしゃっていましたね」という話もあれば、逆に知らなかった一面もたくさん出てくると思います。

今の大草さんの生き方は、生まれ持ったものではないということが本を読んでもらえるとわかります。もともとは自分に自信がなく、人の評価を気にしたりしていたこともあったそう。そこから自分軸で考える練習を繰り返して、今のようにラクに生きることができるようになったのだとか。だから、もし今、自分に自信がない、他人の評価が気になってしまってツラい･･････という方がいたら、ぜひこの本を読んでほしい！　きっと心がラクになるはずです。

ちなみに、取材したものが原稿となってチェックした大草さん。いい意味で飽きて忘れていく性格ゆえ、自身の言葉に勇気づけられて、10年ぶりのヘアチェンジへと臨まれました（笑）。大草さんらしい！


現在、全国の書店、ネット書店で予約受付中です。残念ながら現在のところ、書店イベント等は予定しておりませんが、ぜひご一読のうえ、ミモレに感想をお寄せください。


大草直子初の生き方本をぜひ応援して頂けたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します！