こんにちは、〔ミモレ編集室〕4期生のやまさくらです。新たに加わってくださる5期生の方たちに向けて、わたしが〔ミモレ編集室〕に入会後に抱くようになった思いなどをご紹介したいと思います。

毎朝のルーティーンに「〔ミモレ編集室〕の掲示板チェック」が加わって、3ヶ月が経ちました。はじめてお会いする方々に緊張したのも束の間のこと、優しく迎えていただいて安心し、「好き」を共有できる嬉しさに勇気を得て、いつの間にか本音で話し、本音を書けるようになっていました。

〔ミモレ編集室〕をきっかけに言葉にできるようになったわたしの「好き」は、たとえばこのような……。

 

40代半ばになったころ、身体のあちらこちらが重力や乾燥と戦い始めました。まず思い切ってロングヘアをバッサリ、それからは4週間ごとのヘアサロン通いにはじまって、変化した身体に合う下着や服を買えるお店探し、お化粧品選びでもさまざまな試行錯誤や紆余曲折を経ることになったのはみなさま、お察しの通り。

 

女友達で集まる恒例のランチ会の後、デザートが出るあたりにバッグの中からおもむろに小さなケースを取り出しサプリメントを飲む人がでてきたりする(!)のも、この時期です。お肌のシミや骨粗鬆症、ウイッグ、脱毛、骨盤底筋、認知症など、尽きない不安はまるで地下からの湧き水のよう。親を見送る世代ゆえ、身近な反面教師にこと欠かないというわけです。

友人たちと比較して女子力のはるかに低い部類の私でさえ、もはや肌の輝きが内側からは出なくなっているのに気付いたのも、ちょうどこの頃でした。愛用していたあこや真珠のピアス(9mm)が頼りなく感じられるようになったのが、その始まりだったように記憶しています。

真珠の光の反射で顔を明るくするには、その程度の大きさでは光量が足りなくなっていたのが原因。薄めのメイクアップで「白シャツとデニムに真珠」は長年の定番スタイルでしたから、かなり焦りました。

もともとアクセサリーは結婚指輪、ボーイズサイズの腕時計と小さなピアスがそれまでのおきまりでした。ジュエリーショップで「顔まわりに光を足したいのですが」と相談すると立派なパヴェダイヤのピアスを出して見せてくれましたが、普段使いするには目立ちすぎるし何より高価すぎて手が出ない。南洋バロックを知ったのは、ちょうどそんな頃でした。

「知り合いに南洋で真珠の養殖場を持っている人がいるの、ルースを見せてくれるって」と年上の友人に誘われ、彼女についていったのがきっかけです。プロの演奏家だった彼女の着こなすモダンで美しいステージ衣装の耳もとに、いつも真珠が光っていたのが印象的だったので。

ゴールドやプラチナとはちがって真珠は有機物だからなのでしょう、手に取るだけで肌に吸い付くようで、たちまち魅せられてしまいます。まんまるの見事な南洋真珠、孔雀色の高貴なタヒチ、ユニークな形のバロックたち。バロックはよくみると表面の微妙な歪みやエクボにひとつひとつの個性があって愛らしく、それゆえ世界にひとつだけしかない特別さがあるのも素晴らしく思えました。

とはいえ、アコヤとは比較にならないその大きさに最初は尻込みしたのですが、つけてみると均一でない表面に反射する光が不思議に柔らかく、顔が明るく見えるのに驚いて。

これなら白シャツデニムにも合うと、嬉しかったのを覚えています。肌色に合わせて色を選び、シワやエクボのあるなしより巻きやテリで選ぶと反射光がより大きくなるというのも学びました。

それ以降この10年ほど、こればかりつけていて。たぶんこの先はもう、ずっとこれだけで良いのではとさえ思っています。周囲の友人たちを見回して、きっとそういう人は多いはずだとも。

海外に出たとき、日本女性が真珠をつけているとより丁寧に応対されるような気がします。真珠の独特な柔らかさはわたしたちのきめ細かな肌に合うからなのだろうと、思っているのですけれど、みなさんはどう思いますか?

〔ミモレ編集室〕に入って、改めて気づくようになった自身の「好き」。ぜひ、あなたの「好き」も教えていただきたいです。

やまさくらさん

ミモレでは最年長世代の50代。人生の後半ステージを進むにあたり「自分の輪郭」を再検討しようと思い立ち、今までの価値観を見直しつつ新たな目線で世界を眺めたいという思いで参加しました。皆様からの明るく素敵な刺激を、楽しみにしています!

 

「好きを伝え、つなぎ、つながる」をコンセプトとした〔ミモレ編集室〕では、現在5期生を募集中です。

ご入会後も合わないと感じたらいつでも退会可能です。少しでもご興味を持たれた方は、お気軽な気持ちで覗きに来てくださいね。


〔ミモレ編集室〕第5期メンバー募集中!詳細とお申し込みはこちらから>>