ここ1年、コロナの影響で今まで以上におうちごはんの時間が増えたという方、たくさんいらっしゃると思います。私もその1人ですが、来る日も来る日も近所のスーパーの食材で自分が作った料理を食べ続けていると……さすがに飽きてくるんです。そんな時、毎日の食事に欠かせないのが食材宅配サービスのこだわりの食材。基本の調味料をグレードアップしたり、手軽に名店の味を楽しんだり……少しの変化で気持ちも暮らしも豊かにしてくれますから。私が利用しているオイシックス、イセタンドア、大地を守る会に限られますが、試してみた結果「これがあると毎日のご飯が断然おいしくなる!」おすすめ食材をご紹介します。

 

 

イセタンドア
これ1つあればいい。料理の味が格段に上がる「イセタンドア」の調味料

左から「ソルレオーネ エキストラヴァージンオリーブオイル」¥1728、「山田製油 エキストラバージンごま油」¥540、「名匠が作った本気の味噌」¥700、「山長商店 天然だしパック20P」¥1080

イセタンドアで取り扱っている食材はどれも百貨店クオリティで、まずはずれがありません。そこが安心できるところで、調味料に関してもそう言えます。イセタンドアだと普段スーパーなどでみかけない調味料が手に入るところもおすすめのポイントです。

私は調味料というのは料理の味を決めるいちばん大切なものだと思っていて、それだけに、きちんとお金を出して買うようにしています。何しろ調味料が美味しければ、余計な下味つけなどがいらず、料理がどんどんシンプルになっていき、とてもラク。
今回購入したオリーブオイル、ごま油、味噌、だしパックは、どれもまさに“名品調味料”。
オリーブオイルとごま油については後述しますが、まずは味噌とだしについて。


名匠が作った”本気の味噌”と”濃厚出汁”で毎日のお味噌汁がレベルアップ!

「名匠が作った本気の味噌」と「山長商店 天然だしパック」で作ったお味噌汁。シンプルな具材でこそ違いが引き立つ、納得の美味しさです。毎日の食卓に欠かせない味噌汁こそ、良い調味料を使うことで生活の質が上がる気がします。

創業270年以上の歴史を持つ老舗味噌蔵「山内本店」の醸造技術と「現代の名工」と言われる永田富浩氏の経験と感性が生み出す味噌。中甘口で、まずは味噌汁にして味わってほしいのですが、これからの季節は野菜スティックにつけるのもおすすめ。わざわざ味噌ディップなど作る必要なく、この味噌をそのままきゅうりやにんじんにつけるだけで、味噌のおいしさをダイレクトに味わえます。

また、「山長商店 天然だしパック」は鰹節、さば節、いわし節、昆布、しいたけをブレンドした、食塩・化学調味料無添加の合わせだしパック。鰹節だけですと上品な味わいのだしになりますが、さば節・いわし節が入っているので濃厚な旨味が加わり、さらにおいしく。ぜひこのだしと「名匠が作った本気の味噌」を、合わせ使いしてみてください。料亭でいただくような上品ながらも芳香な味噌汁が家で簡単に作れます。
また、味噌汁や煮物に使うのはもちろんですが、私はよく疲れたときや風邪気味で食欲が減退したとき、このだしパックで煮出しただし汁においしい塩か醤油だけで味付けした“だしスープ”を飲んでいます。”滋味”というのにふさわしいスープなのですが、おいしいだしパックがないと作れない逸品です。

できるだけ“生”で味わいたい! 絶品オリーブオイル

 

「ソルレオーネ エキストラヴァージンオリーブオイル」は有機100%のオリーブオイル。ややスパイシーで青みを感じる香りが特徴的。この風味をぜひ味わってほしいので、できるだけ加熱せずそのまま使ってみてください。サラダはもちろん、白身魚のお刺身などにかけるのもおすすめです(香り高いので、もはや塩とこのオリーブオイルだけでOK。レモンすら要りません)。

一部贅沢にも加熱して使っていますが、このオリーブオイルでいつも作る“トマトの水玉パスタ”を紹介します。材料は「ソルレオーネ エキストラヴァージンオリーブオイル」とプチトマト、にんにく、塩、こしょう、あれば白ワインだけ(各材料お好きな分量でかまいません)。作り方は以下。

<オリーブオイルを楽しむ、トマトの水玉パスタの作り方>

1.フライパンに「ソルレオーネ エキストラヴァージンオリーブオイル」と刻んだにんにくを入れて熱し、香りが立ったらプチトマトを入れる。

2.白ワイン少々(なければ水)と塩(できるだけおいしい塩を使ってください)を入れ、ふたをして蒸す。

3.パスタが茹で上がったら2に入れ、炒め合わせる。

4.器に盛り、「ソルレオーネ エキストラヴァージンオリーブオイル」を回しかけ、ブラックペッパーをふる。

このパスタ、シンプルなだけにおいしいオリーブオイルじゃないと作れません。まさにオリーブオイルを味わうためのパスタ。ワインともよく合います。


おかゆにかけたり、お豆腐にかけたり。“生”で楽しみたいエキストラバージンごま油

 

「山田製油」のごま油はどれもおいしくて昔から愛用しています。いつもは「一番搾りごま油」を買うのですが、今回は「エキストラバージンごま油」を購入してみました。ごまを焙煎せず、生のまま搾っているため普通のごま油より独特の香りは控えめ。ごま油ならではのコクはそのままなのに、ナッツのような風味と甘みが感じられ、万能に使いやすいオイルです。
サラダやお味噌汁、おかゆはもちろん、冷奴に合わせるものおすすめ。豆腐の上に好きなだけねぎを散らし、塩をぱらり。最後に「エキストラバージンごま油」をかけてぜひ召し上がってみてください。

イセタンドア公式HPはこちら>>


大地を守る会
力強い味わいの野菜とフルーツが手に入る「大地を守る会」

左から時計回りに、ほうれん草¥399、すっぴんロメインレタス¥338、春菊¥354、有機ベビーケール¥246、日本むかし野菜・春の菜っぱ¥365、りんご¥559、しらぬい¥527

もはや今の時代、味の濃い野菜やフルーツを求めることは、贅沢なことになってしまいました。普段はスーパーで売られている野菜やフルーツを食べていますが、たまに「味の濃い、野菜らしい野菜が食べたい!」というときは「大地を守る会」で“葉野菜”を中心に発注しています。なぜなら普段、レタスやキャベツは例外として、スーパーで買う葉野菜をあまり“生”で食べることはありませんが、「大地を守る会」の葉野菜は有機栽培(※)のものが多く、生でワシワシ食べられるから。あえて“葉野菜”を中心に頼んでいるんです。
※有機栽培とは農薬や化学肥料を使わず、遺伝子組み換え技術を使用しない栽培法のこと。

 

ロメインレタスやほうれん草も葉の勢い、力強さが全然違います。味も葉野菜ならではの“緑っぽさ”を存分に味わえる濃厚さ。ですからできるだけ、“大地の葉野菜”はサラダで味わってほしいんです。

 

ロメインレタスはパンサラダに。一緒に購入した有機ケールとりんごを合わせて。ひと口サイズに切ったバゲットをのせ、粉チーズと市販のシーザーサラダドレッシングをかければできあがり(ゆで卵は好みで添えてください)。ひと口食べれば、ロメインレタスの勢いのある歯ごたえに驚くはず! ものすごく食べ応えのあるパワーサラダです。
 

春菊とほうれん草もぜひ“生”で!

 

写真右の「春菊のサラダ」は、もう何十年と「大地を守る会」の宅配を利用している方から15年以上前に教えてもらったもの。実は私、この春菊のサラダがおいしすぎて“大地”に入会した過去を持ちます(笑)。
作り方は春菊をひと口大に切り、水にさらしておきます。その間にベーコンを炒めます(ベーコンは塩こしょうで味付けをしてもしなくてもOK)。水を切った春菊の上に炒めたベーコンと白ごまを散らし、中華ドレッシングをかけていただきます(イチオシは「叙々苑」の「野菜サラダのたれ」)。
そしてほうれん草もぜひ生でどうぞ。今回はきゅうり、紫玉ねぎ、アボカド、カッテージチーズ、炒ったくるみを合わせました。お好きなドレッシングをかけて召し上がってください。
どちらも普段なかなか味わえない、濃~いグリーンのおいしさを存分に味わえるのでサラダ好き・野菜好きな方にはきっと満足いただけるはず。

大地を守る会公式HPはこちら>>

 
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