④手皿・袖越しをしない
口に運ぶ際につい手を添えてしまう手皿はマナー違反です。器もしくは懐紙を使いましょう。また、右に置いてある器は右手で、左の器は左手で取るのが作法です。左側にあるお料理を右手で取るなど、腕が料理の上を横切ってしまうことのないように。
⑤汁物・ご飯・おかずの順でいただく
最初に汁物をいただくことで箸を湿らせ、ご飯粒が箸に付きにくくなり、きれいにいただけます。また、あたたかいものをお腹に入れることで、胃腸の働きを促す効果もあります。ご飯を先にいただくのは、その後のおかずの味をしっかりと味わうためです。背筋を伸ばし、お箸と器を丁寧に扱い、ひと口サイズを意識しながら、きれいに食べることを習慣に。食べ終わった後の器が美しいことも意識しましょう。
【食事のふるまい/外食編】
たおやかな和食の楽しみ方
ここからはホテルや旅館、料亭などで出されることの多い会席料理のいただき方や、お店でのふるまいについてご紹介します。和の席でのふるまいは「控えめに、奥ゆかしく」を心掛けましょう。また、季節の食材を活かした繊細な料理をじゃましないことが何より大切です。
装いにも気を配りましょう。お座敷の場合もありますので、フレアスカートなどがおすすめです。必ずストッキングや靴下を。また、香りが料理のじゃまをすることがないよう、香水はつけないか、控えめにします。柔軟剤や洗剤などの香りにも気をつけましょう。繊細で柔らかな器もありますので、傷つけたりすることのないよう、指輪やブレスレットなどの大きなアクセサリーは、外すのが気遣いです。
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