大人の失恋の乗り越え方3:その失恋を通して、学び、成長する


大人になればなるほど、同じ失敗を繰り返さないためにも、失恋をした時は、自己を振り返ることは大切です。
特に、この2つのことは、振り返ってみるといいでしょう。

(1)相手のことをきちんと見られていたか?(自分の都合のいいように、相手を見ていなかったか?)
(2)自分を「受け止められたい」という気持ちから、子供っぽい言動はしなかったか?

(1) については、今後、人を見る目を持つためにも大切なことです。例えば、口先だけの男性にひっかかってしまう人は、もっと「相手の言っていることに行動が伴っているか」を見る必要があります。行動が伴わなければ、ただ「言っているだけ」ですしね。
これは、現代においては、「婚活サイト出会った、実際に会ったこともない相手にお金を渡してしまう人」にも言えることです。
言葉にダマされないで、“相手の行動”をきちんとリアルに観察したほうがいいでしょう。

 

人の見る目を養うのは、難しいものですが、究極の方法は、「自分の人格を磨く」ことです。自分が人格を磨けば磨くほど、おかしな言動をする人に対しては、違和感を覚えるようになるからです。
逆を言えば、自分勝手な思考の人が、自己中の相手を見抜くのは、意外と難しいこともあります。“普段、自分がやっていること”を相手がしているだけですしね。
だから、自分自身が成長し、「人としての魅力とは何か」をきちんと学ぶ必要があるのです。

(2) については、人は好きな相手に対して、「自分を受け止めてもらいたい」と思うものなので、それが叶わないときに、腹を立ててしまうことも少なくありません。それで意地悪な行為をするなど、子供っぽい言動をしてしまい、相手を呆れさせてしまうこともあるのです。
自分で自分を受け止められない人ほど、パートナーに受け止められることで精神的な安定を図ろうとする傾向があるので、精神的な自立をする必要があるのです。

実は、“失恋の痛み”というのは、単に「相手と別れたこと」による痛みだけでなく、「自分が成長するための痛み(心の成長痛)」でもあります。大切な人を失ったときほど、「自分の落ち度」についても考え、反省するものですしね。
でも、その痛みや学びは、決して無駄にはなりません。それが、次の出会いに生かされることも多いですしね。

「大人の失恋」は、相手をきちんと愛せば愛するほど、“代わりの人”を見つけるのは難しく、また、もう大人だからこそ、今後、同じ失敗をしないためにも、きちんと学ぶ必要があります。
でも、これを乗り越えられると、失恋前よりも人として成長し、魅力的になるもの。だから、失恋は単に“悲しい出来事”で終わらせないで、“糧”にしたいものですね!

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