いくつになっても、人を好きになることはあるもの。両想いになることもあれば、脈がないこともあるでしょう。
大人になっても、片思いは切ない気持ちにはなるものですが、それだけではないところもあります。それはなぜでしょうか?


大人の片思いの特徴1:「自分のものにすること」にこだわらない

 

大人になり、本当の愛を分かってくると、若い頃のような「好きな相手と付き合えなければ、意味がない」という発想は薄れてきます。「“自分にとって都合がいい相手”でないと好きでいる意味がない」のであれば、そこにあるのは、愛ではなく、自己愛ですしね。
本当の意味で人を愛せるようになり、また欲望に振り回されなくなってくると、「ただただ相手を好きなままでいること」もできるようになるのです。

 

「片思いの相手を思い続けるなんて、損している気持ちだわ」と感じる場合は、まだまだ大人になり切れていないところもあるのかもしれません。
「人を愛する」というのは、自分の内側に、愛という“幸せ物質”が増えることなので、愛せば愛するほど、自分自身が幸せになるもの。だから、“純度の高い愛”を抱いている人ほど、ただただ愛しているだけでも幸せを感じることは多いのです。たとえ片思いであっても、「愛することができる相手の存在自体に、感謝の気持ちを抱く」ことすらあるのです。

逆を言えば、明らかに相手から恋愛対象として思われていないときは、どんなに自分は好きであっても、無理にアプローチはしないほうがいいもの。それは「努力すれば、なんとかなるもの」ではありません。むしろ迷惑行為になってしまうこともありますしね。
なかには、相手から何度も断わられているのに追いかけてしまう人がいますが、それだと相手に恐怖心や嫌悪感を抱かせてしまうこともあるので、逆効果であることも多いでしょう。

大人であるほど、相手の立場でものを考えられるようになるので、「断る側だって、精神的に辛いこと」を理解できるもの。だから、相手を困らせることはしたくないと思う人は多いし、たとえ自分のパートナーにならなくても、魅力ある相手をただただ応援し続けることができるのです。

若い頃にはできなかったことが、大人になるとできるようになることがあります。それは片思いの場合も同じです。それについては、次のページで紹介します。

次ページ▶︎「大人になったからこそ、片思い相手にできること」について
 

【漫画】娘も応援してくれる母の「片思い」
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