【ポイント2】子どもの目を見て伝える
次に二つ目のポイントです。これは、毎回すべての声かけを、子どもの目を見て伝えなければならないということではありません。子どもの聞く準備が整ってから話そうという意味です。子どもの関心がこちらに向いていない状態で伝えたいことを話しても、実は全然聞いていなかったということが起きます。そうすると、私たち大人としては「何回も言っているのに全然聞いてない!」と、労力を使っている割に変化が見られず、余計にイライラしてしまうことに繋がります。それを避けるためには、本題を伝える前にワンクッション挟んでから話し始めるというかかわりがおすすめです。たとえば次のような感じです。
・「〇〇くん! あのね」と子どもの名前を呼んでから話し始める。
・「ちょっといい?」「やっている途中にごめんね」と断りを入れてから話し始める。
また、朝や夕方の忙しいときは、離れた場所から子どもの姿を見ずに注意したり、声をかけたりすることもあるのではないかと思います。そのようなときも、「聞く態勢が整っているかな」と確認をしてから話すだけで、子どもへの伝わり方は変わっていきます。話しかける前に、ちょっと立ち止まって、お子さんの様子を確認してから話してみてください。
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