捨ててもいい人間関係2:一緒にいると自分が堕落する相手


外出しないで、家で静かに過ごすことで、「今までは“他人軸”でいることが多かったなぁ。もっと自分軸に立たないといけないな」と我に返る人も意外といるもの。そんなとき、人間関係を見直すことで分かってくることはあります。
例えば、「この人と付き合っていると、自分が堕落していくな」と感じさせる相手がいる人もいるもの。「ずるいことを一緒にやろうと誘ってくる相手」とか、恋愛では、「“都合のいい関係”を求めてくる相手」とか。
「人をそそのかす人」というのは、人を不幸に導くので、関わらないほうがいいもの。さらに言うと、人は大概、近くにいる相手の影響を受けやすいので、相手がずるいことばかりしていると、だんだん「自分もそれをやっていいのではないか」と思えてしまうところがあるのです。例えば、「みんなでアリバイを作って不倫をする、ママ友仲間がいる」なんて話も聞きますしね。

 

もし深く関わっていくうちに、「自分の魅力(人格)が損なわれているかもしれない」と感じる相手がいるのであれば、コロナで会わなくなったのをいい機会に、距離を空けたほうがいいでしょう。
基本、友達付き合いでも恋愛でも、「“その人と一緒にいるときの自分”を好きになれるような相手」と付き合うようにしたほうがいいもの。そういう人は、お互いに相手の魅力を引き出し、向上し合えることが多いので、共に幸せになっていくことが多いでしょう。

また、「一緒にいると不愉快な思いをさせられる相手」というのもいるもの。例えば、「いつも機嫌が悪い人」「傷つけるようなことを言ってくる人」「やたら依存してくる人」など。
大人になったら、自分の機嫌は自分で取れるようになったほうがいいもの。だから、人に自分の機嫌を取らせようとするような子供っぽい人とは関わらないほうがいいし、そんな人に対しては、甘やかさないほうが相手のためにもなります。

多くのトラブルは、「人によって運ばれてくる」ことが多いものです。だから、「この人に関わるといいことがない」と感じるような相手とは、距離を空けたほうがいいもの。それは、「血のつながった家族」であっても、です。
「家族だから、離れられない」なんて思って頑張ってしまうと、大惨事になってしまうこともあります。実は、殺人事件の半数以上が「親族間で起こっている」と言われるもの。家族間は距離が近い分、容赦ないやり取りをして傷つけ合ってしまうことも多いし、「縁が切れない相手」だと思ってしまうから、無理して付き合い続けてしまい、自分の心に余裕がなくなってしまうこともあるからでしょう。

家族であっても、「人間関係」です。どうしても一緒にいると不愉快な気持ちになるときは、会わないようにしたほうがいいのです。
たとえ数年間、会わなかったとしても、その間に、お互いが成長し、また再会したときには仲良く接することができるようになることもあります。だから、無理に付き合おうとしないほうがいいこともあるのです。

とにかく私たちは、「いつでも自分が機嫌よく過ごせること」を心がけることが重要です。そういう心の余裕があってこそ、人に対しても優しくできるものですしね。だから、不愉快ない思いをさせられる相手とは距離を空けるようにしましょうね。

次に紹介するのは、「この時期は特に気を付けたほうがいい相手」です。