【モラハラ】人も羨む東大卒キャリア官僚の夫から、
「1回死ねば?」という衝撃的な一言

 

地方出身の聡美さん(仮名・32歳)は、都内の国立女子大を卒業後、就職はせずに、学生のときに知り合った東大卒のキャリア官僚である尊さん(仮名・34歳)と結婚しました。

 

当時、夫が勤務する官庁で新聞を賑わす事件があり、その後夫は後始末に忙殺されていたようです。官僚の働きすぎや家庭崩壊が話題になってもいる時期でした。とはいえ、そんな事情を夫が聡美さんに話すことはありませんでしたし、ニュースを見て気になった聡美さんが訊ねても「関係ないから」「キミに言っても分かんないよ」と言い続けるだけでした。夫は、聡美さんから職場の不祥事の質問を受けること自体がプライドを傷つけられている様子でしたので、聡美さんも深く聞くことはしませんでした。

しかし、夫の振る舞いには、目に見えて異変が生じるようになりました。
もともと夫は、宅急便の配達員さんや飲食店の店員さんに横柄な態度を取ることが多く、聡美さんはいつも恥ずかしい思いをしていました。ところが、この頃から夫の攻撃は聡美さんにも向かうようになったのです。

夫が少しでも癒されれば……と、聡美さんは日々の子どもの様子をできるだけ詳しく報告するようにしていたのですが、夫はうるさいと言わんばかりの迷惑な顔で、「報告とかいいから。主婦はいいよな、三食昼寝付きで」「いつも暇なの?」と悪態をつく始末。聡美さんは困惑するしかありませんでした。

それどころか、聡美さんが何も言っていないのに、酒に酔った夫から「1回死ねば?」「おまえなんて生きる価値がないわ」などと絡んでくることもあったといいます。

夕食の献立にも難癖をつけ、サバの塩焼きが少しばかり火が通っていなかったからといって「俺を食中毒で殺す気か!」「おまえと違って俺には100倍価値があるんだよ!」と激昂し、娘の目の前で皿ごとひっくり返したこともありました。