40代からパリ生活を始めた無類の食いしん坊・井筒麻三子が、「のんびりゴロゴロしてても、美味しいものが食べたい〜」と考え出したレシピから始まった、お料理連載。ゆる〜っと簡単なのに、小洒落た美味しいものが作れるから、お料理が苦手な方、「今日の献立を考えるのが面倒」という時にこそ、ぜひ作って欲しいお料理が揃っています。

【英国旅気分レシピ】30分で完成する、簡単スコーン_img0
 
 


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お料理大好きだけれど、辛党につき、あまりお菓子は作らないんです。が、スコーンだけは別! 大好きなのに入手しにくいので、作ってみたら「あれ?意外に簡単にできるのね」。さらにあちこち手抜きをしていったところ、思い立ったら30分で完成する、即スコーン・レシピになりました。
手抜きポイントは、バターは溶かしてしまうこと(冷たいバターを粉と混ぜ合わせなくても、ちゃんと膨らみます)、打ち粉をしたまな板などを使わず、型抜きもしないこと(丸い可愛い形にしたい!とかでなければ)、焼き色をつけるための卵黄は中身に入れる卵からちょっと拝借すること(量が足りない場合は、牛乳や生クリームを加えて増量しても)。
少しでもヘルシーにしたくてギリシャヨーグルトで作りましたが、牛乳150mlで代用しても同じように作れます。バターを有塩バターにする場合は、塩ひとつまみは省いてOK。焼き立てが美味しいので、時間の取れる週末の朝ごはんなどに、ぜひ作ってみてください♪

30分で焼き上がる!簡単スコーン


 材料(約8cm角サイズ6個分)

・薄力粉 250g
・ベーキングパウダー 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・塩 ひとつまみ
・ギリシャヨーグルト 150g
・無塩バター 30g
・卵 1個

 作り方  

1 オーブンは220度に予熱を入れる。天板にはオーブンシートを引き、打ち粉として薄力粉少々(分量外)をふっておく。

2 バターは耐熱容器に入れて、30秒ほどレンジにかけて溶かす(バターは全部が溶けなくても、少し欠片が残っているくらいならOKです)。

3 薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩をふるって(粉ふるい器がなくても、ザルなどを使えばOKです)ボウルに入れる。

4 別のボウルに卵を割り入れ、黄身を少量取り分けておく(小さじ1程度)。

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5 4に2の溶かしバター、ギリシャヨーグルトを加えてよく混ぜ合わせる。

6 3に5を加え、ヘラなどで切るように混ぜ合わせる(あまり混ぜすぎると硬くなるので、粉っぽさが残っている程度でOK)。

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7 6をひとまとめにしたら、1のオーブンシートの上にのせ、ベタつく部分には打ち粉(分量外)をしつつ、長方形に伸ばす。

8 7の生地を半分に折る。再度長方形に広げて、半分に折る。もう一度20cm×13cm程度の長方形に広げて(厚さは2cm程度)、形を整える。

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9 ナイフで8の生地を6等分に切る。ベタつきがちなので、前後に動かして引き切るのではなく、上から下までグッと押し切るのがコツ(ナイフは毎回生地を切るたびに打ち粉をして、くっついた生地を取り去ると切りわけやすいです)。

10 生地同士がくっつかないよう移動させ(下にナイフを入れて移動させるとやりやすいです)、4で取り分けておいた黄身を表面に塗る(量が足りない時はクリームや牛乳を少し足してみて下さい)。

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11 オーブンに入れ、表面がきつね色になるまで約15分焼く。



「◯◯のレシピが知りたい」と言ったリクエストも、どしどしお待ちしております♪ 「作ったよ!」と言う方も、ぜひぜひお教えくださいね〜。
ではまた来週土曜日に、お会いしましょう〜!


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撮影/Yas

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