40代からパリ生活を始めた無類の食いしん坊・井筒麻三子が、「のんびりゴロゴロしてても、美味しいものが食べたい〜」と考え出したレシピから始まった、お料理連載。ゆる〜っと簡単なのに、小洒落た美味しいものが作れるから、お料理が苦手な方、「今日の献立を考えるのが面倒」という時にこそ、ぜひ作って欲しいお料理が揃っています。

 
 


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ちょいと以前にいただいたリクエストが、「トマトソースのパスタのレシピ」でした。うーむ、でもそんなに珍しい具材でも作っていないしなあ……と思っていたのですが、このところすっかり我が家の定番と化した、フライパン1つで作る方法でのトマトソースパスタなら楽でいいのかも!と思い立ちました。

ワンパンレシピ(というのですね)というのは何度も目にしており、なんならワンパンのパスタ本をいただいたこともあったのですが、パスタ=たくさんのお湯で茹でなくてはいけない!という刷り込みがあって、なかなかトライしたことがなかったのです。でも、一度作ってみたら「なんて楽!」。そしてお湯を沸かしてまた捨てる必要もなくて、エコでもある!と、すっかり気に入ってしまいました。

シンプルな具材にしましたが、ベーコンを、にんにく&玉ねぎと共に入れたり、きのこが入っても美味しいです。トマトの酸味が好き!であれば、生クリームはなくてもOK。モッツアレラの代わりにパルミジャーノ・レジャーノを削ってふりかけても。あれこれ自分流にアレンジできるのが、パスタレシピの良いところでもありますよね。

今回のレシピでは8分茹でるタイプのショートパスタ(Radiatori ラディアトーリ)を使いましたが、もちろん他のパスタでも大丈夫です。ただ、茹でる時間が長いものの場合は水分を少し増やす必要があるので(11分茹でるものの際は400ml強が必要でした)、煮ている間、水分の様子を何度か確認してみて下さい。
袋の表示通りの時間で煮ると、ややパスタが硬いと思うので、蓋を開けたら水分を飛ばすようにしつつパスタがちょうど良い硬さになるまで煮ます。もし水分量がすでにちょうど良く、でもパスタが硬い場合は少し水を足して、さらに数分煮込んでみてください。何度か作ると水分量なども慣れて、オイルベースにしたりトマトをクリームにして変えるなど、応用もできるようになると思いますよ〜!

鍋いらず。フライパンだけで完成するトマトクリームパスタ


 材料(二人分)

・にんにく 1片
・玉ねぎ 1/2個
・オリーブオイル 大さじ2
・ショートパスタ(このレシピでは茹で時間8分のものを使用) 200g
・水 350ml
・カットトマト缶(ホールトマトの場合は荒く刻んでおく)
・塩 小さじ1強
・生クリーム 大さじ2
・バジル 数枚(乾燥バジルを小さじ1程度でもOK)
・ミニモッツアレラ 10個
・胡椒 適量

 作り方  

1 にんにくはみじん切り、玉ねぎは横半分に切って、向きを変えて5mm程度のスライスにする。

2 フライパンをオリーブオイル、にんにく、玉ねぎを入れて弱火で熱し、香りが立つまで炒める。

 

3 2にショートパスタ、水、トマト缶、塩を加えて強火にし、煮たったらパスタがフライパン底にくっついていないよう、全体に一混ぜする。

 

4 3を中弱火に落として蓋をし、パスタの袋の表示時間通り煮る。

5 表示時間が過ぎたら蓋を開けて、汁気が多いようであれば強火にし、2〜3分かき混ぜながら水分を飛ばす。生クリームを加え、飾り用の数枚を残してバジルを加えて混ぜ、火を止める。

 

6 器に盛ったらミニモッツアレラ、飾り用バジルをのせ、胡椒を振って完成。



「◯◯のレシピが知りたい」と言ったリクエストも、どしどしお待ちしております♪ 「作ったよ!」と言う方も、ぜひぜひお教えくださいね〜。
ではまた来週土曜日に、お会いしましょう〜!


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撮影/Yas

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