45歳未婚、めんどくさい性格の僕が41歳の彼女を選んだ決め手とは？

ライターさかいもゆるがアラフォー以上で結婚したカップルへのインタビューを通じて、結婚とは、夫婦とは何かを考える連載です。45歳まで未婚だった男性が40代女性へプロポーズ。その決め手になった出来事とは……？

交際１年目に差し掛かる頃、大きなケンカをしたことがきっかけで、彼女のひろみさんにプロポーズを決意した郁弥さん。

それまで週２、３回会う関係だったのですが、交際中に郁弥さんの健康のことや仕事のことを親身になって考えてくれていたことも、彼女への信頼感や愛情を深めたのだと言います。それと、今までは些細なことで人間関係からも逃げたくなってしまっていたという郁弥さん。ある日彼女とケンカしたとき、逃げようとした郁弥さんを引っ張って連れ戻してくれたのが決め手になったとか。

郁弥さん：僕はあまり思ってることを口に出さないタイプなんですが、彼女はちゃんと話し合って解決しようとする。そのときも、彼女に引っ張り戻されたことで結局、自分が思ってることを伝えるはめになったのですが、そうやって、めんどくさい性格の僕に真剣に向き合おうとしてくれた人は、初めてだったかもしれません。

話を伺っていて、幼少時にご両親との関係があまりうまく行っていなかったアダルトチルドレンの郁弥さんにとって、ひろみさんは親が与えてくれなかった愛情を与えてくれる女性だったのかな、と感じました。

最初はふたりが出会ったレストランで、とも考えましたが、「バレバレかな」と思って却下。結局、ふたりの母校である私立校の小学校にある小さな橋の上でのプロポーズを計画します。

郁弥さん：その橋は、その小学校に通っていたものにとっては懐かしく思い出すような場所なんです。何十年も行っていない場所なので、前日に下見は済ませました。指輪は、貯金がなくて予算があまりなかったので、知り合いのジュエリーショップのデザイナーにオーダーメイドでお願いしたのですが、想像以上にゴツいリングが完成してしまって（苦笑）。

さかい：ひろみさんの薬指のサイズはどうやって調べたんですか？

郁弥さん：彼女の友人とSNSで繋がっていたので、メッセージを送ってさりげなく聞いてもらうようお願いしました。

１周年記念のディナー後にドライブして、ひろみさんを母校に連れて行った郁弥さん。

ひろみさんはご両親の仕事の関係でフランスに住んでいたことがあるため、郁弥さんは、指輪を差し出しながら、がんばって暗記したフランス語で「結婚してください」と言ったはずが……。

郁弥さん：どうやら、僕が暗記したフランス語は「結婚してあげてもいいよ」という意味だったらしくて、彼女には「何よそれ、やり直し！」と言われて結局日本語で言い直させられました。

何はともあれ、プロポーズ作戦は成功し、ふたりは無事、披露宴を挙げることに。

だけど郁弥さんってEDでしたよね。結婚後の夫婦生活はどうなっているの？　セックスがなくても夫婦仲は大丈夫なの？　次回は、そんな疑問郁弥さんにぶつけたインタビューの内容をお届けします！
 

 

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