ミモレでは2021年に公開されたインタビューのうち、特に人気があった記事をご紹介します。よろしければぜひお楽しみください。元記事は6月9日に公開されたもので、作品の情報等は公開当時のものです。
2020年春、デビュー以来所属してきた事務所を離れ、独立。個人事務所を構えてから約1年が経った女優の米倉涼子さん。
これまでにない、経営者だからこその苦労がありながらも、仕事の幅が増え、自分で決断し、実行に移す自由を手に入れたとも言えるようです。
そんな米倉さんの新しいチャレンジの数々とは?
――今までやっていなかったインスタグラムを始めたり、公式ファンクラブ「よねさんち」を立ち上げたのも、新しい挑戦のひとつですね。
独立をした後、いつしかファンクラブを作りたいと思うようになりました。
そして、立ち上げるからにはファンの方たちと触れ合える時間を作りたかったというのも、『DISFRUTA 2021』を開催した大きな理由のひとつです。
実際にショーをやってみて、ひとりになっても応援してくれる方たちと実際にお会いでき、心強いなと思いました。
SNSもどんなことをしたらみなさんに喜んでもらえるのか未知なところもありますが、自分のペースでやっていけたらと思っています。
――『DISFRUTA 2021』で米倉さんのアルゼンチンタンゴを拝見して、美しさと迫力に圧倒されました!
それはタンゴを今まで生で見たことがないからじゃないかな、と思うんですけど……、ありがとうございます。
ショーをやるなら、自分ができることのひとつとしてアルゼンチンタンゴがあるな、と思って構成に入れたんです。
レッスンに通いはじめた頃には、いつか人に見せられるくらいになったらいいな、と思っていたけど、今はそんな自分の考えは甘かったと思うくらい、奥深い世界だと感じています。
――絡みつくような脚の動きも本当に複雑で、見入ってしましました。
今回は先生と一緒に振り付けを作っていったのですが、やっぱり男性のリードをどう受けるかということについては、女性の先生に教えてもらわないと気持ちとコツをつかむのがすごく難しくて。
バレエとは違って動きを見ただけではわからないのに、「受け止めればいいんだよ!」と言われて、衝突し合うことも沢山ありました(笑)。
でもタンゴを楽しみにしてくれている方もいるかもしれないし、やると決めたからにはやるしかない! という感じで、なんとか乗り切りました。
――ショーではミュージカル『CHICAGO』の楽曲のほかに、スペイン語で歌った楽曲『Yo Soy Maria』で力強い女性像を表現されていましたよね。ドラマチックでとても素敵だったので、いつか『エビータ』のような作品でヒロインを演じる米倉さんも見てみたいと思いました。
この曲は、すごく難しかったです。実は最初、簡単そうだな、と思って安易に選んじゃって。先生に「すごく難しいけど大丈夫?」と言われたんですけど本当にその通りで、ずっと同じテンポだから伴奏を聞いていてもよくわからなくなってくるんですよね。
でもその直前までのトークのコーナーが慣れないことで大変だったので、やっとショーに移れる! みたいな気持ちもありました(笑)。
ショー全体の構成をどうするのか、どんな曲を歌って踊りたいのか、料理のメニューはどうするのか、周りの方たちに教えてもらいながら、一から考えることの大変さがすごくよくわかりましたね。
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