米倉涼子さんが見た、最新のおすすめエンタメ情報をお届けします。
今春、個人事務所「Desafío」の設立1周年を記念した、初のエンターテインメントショー『Ryoko Yonekura -DISFRUTA 2021-』を、東京・丸の内のコットンクラブで開催した米倉涼子さん。
今回は、構成からゲストへのオファー、食事とドリンクのセレクトまで、すべてをセルフプロデュースしたというスペシャルなショーの様子をリポートします。
第一部で米倉さんが披露したのは、もはやライフワークといっても過言ではないミュージカル『CHICAGO』の楽曲『Nowadays』と『Roxie』。
客席の後方からのサプライズ的な登場からも、「みなさんとの距離を縮めたくて」という思いが伝わってきます。ステッキ片手に「持ち歌はこれでおしまいです」と茶目っ気たっぷりに語り、さっそくステージでのトークコーナーへ。
個人事務所設立1周年を記念したショーだけに、客席に向けて「経営者の方はいますか? こんなに大変なんだ、と実感しています」とコミュニケーションをとる場面もありました。
そしてこのショーのお楽しみのひとつである食事について、アルゼンチンのお料理・エンパナーダやアルゼンチンのワイナリーで選んだワイン、大好きだというハールレモネを使ったジントニックなどのカクテルまで、米倉さんの言葉でひとつひとつストーリーを語ることができるのも、すべてご自身のこだわりのセレクトだからこそ!
米倉さんが試食を重ね、メニュー構成をしたお料理の数々
続く、ファンクラブ「よねさんち」で募ったいくつかの質問に答えるコーナーでは、多くの人が気になっているであろう「語学の習得法は?」という質問も。米倉さんは「びっくりするくらい中途半端なんです。二か国語を話せる方はいますか?」と、ここでも客席に問いかけていました。
そしてこの日のシークレットゲストは2001年放送のドラマ『非婚家族』で共演した鈴木京香さん。
憧れの大先輩、鈴木さんの登場にちょっぴり緊張気味の米倉さんでしたが、ジムでの体づくりや食生活で気をつけていること、女優という仕事の醍醐味などについてインタビュー。「女性として40代後半の私にアドバイスを」という米倉さんに、鈴木さんからは「40代はあっという間だから後回しにせず、すぐにトライしたほうがいい」と実感のこもった言葉が送られました。
第二部は、挑戦者としての米倉涼子を見てほしいという思いを込めた、歌と踊りのショー。昨年旅をしたアルゼンチンの写真がステージのスクリーンに映し出されるなか、「誰も私を知らない街でバスや電車に乗ったり、話をしたり、五感を解放してきました」と振り返った米倉さんが、「コンプレックスを解放して彼女のように自信のある女性になりたい」と、スペイン語で歌った楽曲は『Yo Soy Maria』。
その言葉通りしなやかな女性像を伝える力強い歌声が、会場の隅々まで響いていました。
続いては、お待ちかねのアルゼンチンタンゴのショー。パートナーのリードに息を合わせて応え、ときに激しく脚を絡ませるダンスは、セリフではなく身体で語る1本の映画のよう。米倉さんの美しく研ぎ澄まされた身体からは、情熱的でエレガントなオーラが放たれ、会場の空気を圧倒していました。
「Desafío」は“挑戦する”、そして「DISFRUTA」は“楽しんで!”という意味。
ひたむきにチャレンジを続ける米倉さんのプロフェッショナルな姿勢が伝わるとともに、お客さんとの近い距離から生まれる和やかな空気に包まれた、温かなエンターテイメントショーとなりました。
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