シルエットの変化で女性像のイメージを軽々操る


美容整形の凄腕医師であるハルコさんは、とにかく美しや。

ヘアスタイルのベースは、鎖骨上のミディアムスタイル。大きなカールで巻いた髪がエレガントだし迫力あるし、妖艶な還暦美がだだ漏れなんですよね。
額を全開にしているところが、意志の強さときっぷの良さを感じさせます。

 

そんなハルコさんが、第1話のパーティーシーンで放った名言が、「愛人が本妻ヅラしたら、その男はおしまいよ」。
不倫を否定するわけではなく、愛人は愛人らしく振る舞いなさいという切れ味シャープな啖呵で、一気にファンになってしまった人も多いはず。

極妻風のお着物スタイルも素敵でした。髪型は、普段よりも縦長のシルエットにまとめられて、凛とした雰囲気。前髪の立ち上げと、襟足のタイト感で、きりっとした印象に変身です。

スカジャン風のブルゾンにヘアバンドアレンジを合わせたシーンは、もうこのコーデができるのはハルコさんだけでしょ、というぶっとび方でした。
ここでの名言は、「コンプレックスにくよくよするのは、時間の無駄。すなわち、本来稼げるハズのお金が稼げないから、お金の無駄」というもので。
本来センシティブであるはずの、コンプレックスを一刀両断するのがカッコ良かったな。

 

ちなみに、「心がともなっていないと、いくら整形しても意味がない」というハルコさんの整形哲学もしみました。