皇后になられてから、聡明さと語学力、ご自身のキャリアを発揮され、海外からの賓客も細やかなお心遣いでもてなされるなど、存在感と輝きを増してきた雅子さま。

 

ファッションを拝見するのも私たちにとって楽しみのひとつです。白やゴールドなど、皇后というお立場にふさわしい色から優しいパステルカラーまで、ご公務の内容に合わせた選択。伝統的な着物からエレガントなドレス、マニッシュなジャケット&パンツスタイルまで幅広い着こなし。ご成婚前のキャリア時代から変わらない雅子さまスタイルが貫かれています。

コロナ禍でご公務の形も変わる中、雅子さまは華美なアイテムを控えて今までのお召し物を着回されるなど、堅実なファッションで国民に寄り添っていらっしゃいます。そこには知性とエレガンスがバランスよく表れた、世界に通用する現代の新しい皇后像が反映されているのです。


2020年雅子さまの人気コーディネートトップ5は?>>

 

こどもの日にちなみ、オンラインで熊本県高森町立高森中央小学校の児童らと交流する天皇皇后両陛下。 雅子さまは11月11日にも紹介した、白にネイビーのドットがランダムに織り込まれたジャケットをお召しになられました。立ち上がった襟、ブレードの飾りは雅子さまの定番のデザイン。トップスはネイビーで引き締められて、凛としたなかにも華やかでエレガントな装いです。2021年5月12日、東京都港区・赤坂御所「檜の間」にて。写真/宮内庁提供

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例年、こどもの日にちなんだ児童施設ご訪問は都内の施設が多かったなか、今回はオンラインの利点を生かして、熊本の中山間地域や鹿児島の島といった遠隔地が選ばれたということです。訪問は2時間におよび、両陛下は声を立てて笑われるなど、にこやかに懇談されました。写真/宮内庁提供


キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。

構成/片岡千晶(編集部)

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