皇后になられてから、聡明さと語学力、ご自身のキャリアを発揮され、海外からの賓客も細やかなお心遣いでもてなされるなど、存在感と輝きを増してきた雅子さま。
ファッションを拝見するのも私たちにとって楽しみのひとつです。白やゴールドなど、皇后というお立場にふさわしい色から優しいパステルカラーまで、ご公務の内容に合わせた選択。伝統的な着物からエレガントなドレス、マニッシュなジャケット&パンツスタイルまで幅広い着こなし。ご成婚前のキャリア時代から変わらない雅子さまスタイルが貫かれています。
コロナ禍でご公務の形も変わる中、雅子さまは華美なアイテムを控えて今までのお召し物を着回されるなど、堅実なファッションで国民に寄り添っていらっしゃいます。そこには知性とエレガンスがバランスよく表れた、世界に通用する現代の新しい皇后像が反映されているのです。
東日本大震災から10年、被災地の岩手県釜石市と陸前高田市の被災者らとオンラインで懇談された天皇皇后両陛下。雅子さまはグレーのスーツに同じくグレーのボウタイブラウスで、上品なワントーンコーディネートです。2021年3月4日、東京都港区・赤坂御所「檜の間」にて。写真/宮内庁提供
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震災から10年という節目に被災地への訪問を強くご希望された両陛下ですが、コロナ感染拡大を受けてオンラインでの交流となりました。写真/宮内庁提供
キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。
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