② ブルーのスーツ
シャープで凛としたキャリアスーツのファーストレディ・スタイル

2021年6月13日、女王が、ウィンザー城でおもてなし。
ジャケット、ワンピース /アダム・リップス 靴/ヴァレンチノ 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

サミット終了後、帰国前にウィンザー城を訪問された際のジル夫人のファッションです。
綺麗なブルーのジャケット&ワンピースに、最初のスタイルと同じヴァレンチノのバックストラップの靴を合わされています。

きちんと感がありながら、こなれたリラックス感もある、まさに自立とキャリアを積んだ、大人の女性だからこその、余裕が感じられるスタイルですね。

”ザ・ロイヤルスタイル”のエリザベス女王と、キャリアスタイルのファーストレディ、ジル夫人との立場の違いが、ファッションに明確に表れています。
 

優しさと甘さのあるデザインが、キャサリン妃流

2016年10月11日、オランダを公式訪問。
スーツ/キャサリン・ウォーカー クラッチバッグ/L.K. ベネット 靴/ジャンヴィト・ロッシ 写真:Splash/アフロ

ご存知、ブルーといえば、キャサリン妃にとっての超愛用カラーです。
ジル夫人に対しキャサリン妃は、ジャケット+タイトスカートのセットアップと、よりきちんと感のあるスーツを選ばれています。

フォーマル感の中に、可愛さのある襟やウエストのペプラムなど、どこかに甘さのあるデザインが、キャサリン妃らしく、また若さを象徴しています。
 

③ 紺のジャケット
ジル・バイデン夫人は、紺ジャケット+白でコントラストのあるコンサバスタイルに

2021年6月9日。
ジャケット/ラルフローレン ワンピース /マイケル コース 靴/マリオン・パーク 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

こちらは、英国に到着された際のファッションです。
ネイビーにダブルの金ボタンがアクセントになったラルフローレンのジャケットに、白のワンピースといった、米国らしい正統派トラッドスタイルです。

凛として爽やか、無駄のないシンプルなスタイルが、ファーストレディに相応しく、とてもお似合いです。
一見真似の出来そうで、実はその人の内面を写し出す、シンプルかつ高度なコーディネートです。
 

紺ジャケット+ブルーワンピース の華やか&爽やかスタイルのキャサリン妃

2014年7月、コモンウェルスゲームを観戦。
ジャケット/スマイス ワンピース /ステラ・マッカートニー クラッチ/L.K. ベネット 靴/スチュアート・ワイツマン 写真:Splash/アフロ

同様に、キャサリン妃も大好きなネイビーのジャケットですが、こちらは鮮やかなステラ・マッカートニーのワンピースと合わせて、若々しいコーディネートをされています。

靴もウェッジソールのものを合わせ、少し軽さのあるカジュアルアイテムをプラスされ、親しみやすく、誰でも真似のしやすいコーディネートと言えるでしょう。