怒りに点数をつけることから
アンガーマネジメントはスタート
N 怒りの点数が1~10までの10段階としたら、10点はまさに、この食うか食われるか。要は「相手を殺してしまうほどの怒り=10点」。
編集部 10点はつけられませんね、相手を殺してしまうことに!
N 点数を付けることで、「こんなことで怒っても仕方がない」と我に返ったり、意識が怒りから一瞬逸れて、その間に収まってきます。繰り返すと、怒りのレベルをかなり正確に把握できるようになり、怒る回数も減っていくとレクチャーを受けました。
編集部 長い目で見て、怒りっぽい人にならないためにはどうしたらいいんでしょうか?
許容範囲=「まぁ、許せる」を広げて、
「べき」をなくして怒りをコントロール
N その人の価値観によって、「許せる」「まあ許せる」「許せない」という三重の円があると想定した場合、怒りやすい人ほど「まあ許せる」ゾーンが狭いんです。自分の怒るポイントや傾向を振り返り、「まあ許せる」の範囲が適正かどうか見直してみる必要があります。
編集部 「まぁ許せる」ゾーンを自分なりに広げるにはどうしたら?
怒りやすいという自分の性格そのものを変えていく
「体質改善」その1
N 待ち合わせで考えてみてください。例えば時間前集合が「当たり前」「普通」という人にとっては、
感情のトレーニング
①「相手が時間通りに来る(許せる)」
②「5分遅れる(まあ許せる)」▶︎ここを広げる!
③「15分遅れて来る(許せない)」
「15分の遅刻であれば、まあ許せる範囲にしてみる」というように、具体的に自分の「まあ許せる」ゾーンを広げて考えることを習慣づけるのが大事なんです。
編集部 すぐには無理でも、長期的に相手に対してのイライラが少なくなっていくワケですね。
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