ちゃんとしたものを食べさせたい! 今日の献立何にしよう? 疲れているのに作るの嫌だなぁ~。などなど毎日のごはん作りは大変です。そんな風に思っているのは私だけじゃない! みんなで思いを分かち合い、料理をやり過ごしていこう! とTwitterでつぶやく、ぶたやまかあさん。名もなきレシピも立派な料理、お得にしばられない、インスタントだしを堂々と使う、食べたいものを作れるのが作る人の特権……やり過ごすための、気持ちは私もわかる! そのアイデア、やってみたいと評判です。最近発見した、使える調味料として愛用するナンプラーを『ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん』に掲載されているレシピとともに紹介します。

 


使っちゃえ! 意外な調味料


ダイエット中です。

でも、どうしても甘いものが欲しい時はありますよね。そういう時は、カロリーを抑えた自家製デザートで乗り切ります。ここで重宝するのが黒蜜。一瓶買っておいて、これをヨーグルトやお豆腐にかけるだけで、立派な和風デザートが完成します。

ある日の晩ごはん、ピーマンとナスの味噌炒めを作っていました。炒めた野菜に、みりん、酒、味噌、砂糖の合わせ調味料で味付け。でも、何かが足りない。味噌を足そうか、でも塩辛くなるのは嫌だなと思ったときに、目に付いたのが黒蜜。さっそく仕上げに回しかけ、ひと混ぜ。味見をしたところ、ピタッとはまりました。

砂糖の甘さに加え、あとを引くまろやかさや苦み、コクなどが加わった黒糖は味噌に負けない強さを持っています。もう一つ良いのは、「液体」であるということ。粉末である砂糖より料理に馴染みやすくて、使い勝手がいいのです。量をたくさん使う場合には向きませんが、「ちょっと物足りない時の仕上げ」に使うのにはとても重宝します。
こういう風に、普段デザート用と考えている黒蜜も「調味料」になり得るのです。普段そう考えていないけど、調味料になり得るもの、他にもあるかもしれませんね。


ナンプラーが決め手!


ナンプラーという調味料をご存じでしょうか。魚を発酵させた調味料で、薄口醤油のような色をしていますが魚の持つうま味成分が凝縮しているので、お醤油よりも塩気もうま味も、匂いも強いんです。

料理の味付けの際に決め手となるのは、「塩味」と「うま味」。このナンプラーの強い塩気とうま味をうまく利用しない手はありません。塩味とうま味のコンビネーションは強力で、これ一つで炒め物やスープなどの味付けは大抵済んでしまいます。面白いことに、独特の匂いは加熱するとほとんど気にならなくなるので、案外どんな料理にもなじみやすいのです。まずは炒飯や炒め物で試してみてはいかがでしょうか。

なお、塩分量は、いわゆる濃口醤油が16%なのに対し、私が常時使っているナンプラーは19.3%。塩分量はメーカーや産地によって幅があるので、味付けをする際に少しずつ加えながら調整することをおすすめします。

 

 Memo 
「どこのメーカーのナンプラーを使っていますか?」と聞かれたら「近くのスーパーで常に買えるもの」と答えています。手に入りやすいものが一番良いです。

 
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