筋肉・筋膜を“ほぐす”ことと、筋肉を鍛える“ピラティス”を融合させたエクササイズメソッド「ほぐピラ」。全身をつなぐ筋膜のひずみに着目してアプローチを行う「ほぐピラ」は、溜まった疲れやこりの改善だけでなく、痩せやすい体と美しいボディラインを目指せるエクササイズです。考案したのは、美容・ファッション界から芸能界まで、多くの著名人が信頼を寄せるパーソナルトレーナーの星野由香さん。

今回ご紹介する新著『金平糖ボールほぐピラ』は、前作『ほぐピラWORKOUT 「ほぐす」+「ピラティス」がいちばん痩せる!』の好評を受け、「もっと気楽に、どこでも手軽に“ほぐピラ”をしたい!」という要望から生まれた一冊です。しかも本書は、星野さんが監修したエクササイズ用のツール「金平糖ボール」が付属! 「ほぐピラ」スターターキットとも言える本書の中から、お家でもオフィスでも実践できる3つのエクササイズをご紹介します。

使うのは“ボール1個”だけ!「ほぐピラ」で叶えるほっそり二の腕・ふくらはぎ_img1
使うのは“ボール1個”だけ!「ほぐピラ」で叶えるほっそり二の腕・ふくらはぎ_img3


星野由香(ほしの・ゆか)さん
パーソナルトレーナー。東海大学体育学部卒。学生時代より、人間が健康で美しくいるための人体構造に興味を持ち、西洋医学、東洋医学の両面から体の仕組みを探求。その理論とパーソナルトレーナーとしての実践経験をもとに、ほぐしとピラティスを融合した独自のメソッド「ほぐピラ®️」を考案。多くのモデル、女優など著名人のボディを要望通りに変える、今、最も予約のとれないカリスマトレーナーとしてメディアに引っ張りだこ。著書に『ほぐピラWORKOUT 「ほぐす」+「ピラティス」がいちばん痩せる!』(講談社)がある。

平日は長時間のデスクワーク、休日は梅雨でおこもり……。体を動かす機会がいつのまにかどんどん減っていき、「疲れがとれない」「肩こりがツライ」「痩せづらい」と感じていませんか? そんな方にぴったりなのが、お家で簡単にできるエクササイズ「金平糖ボールほぐピラ」です。

使用する星野先生監修の「金平糖ボール」は、長めの突起が“こり”の深層部を刺激して血液のめぐりを促してくれる優れものですが、金平糖ボールがない場合はテニスボールでも代用OK。「金平糖ボールほぐピラ」自体も、ヨガマットを敷いたり寝そべったりする必要がなく、椅子に座ったまま行えるのも嬉しいポイントです。

使うのは“ボール1個”だけ!「ほぐピラ」で叶えるほっそり二の腕・ふくらはぎ_img4
 
使うのは“ボール1個”だけ!「ほぐピラ」で叶えるほっそり二の腕・ふくらはぎ_img5
34本の突起がついた金平糖ボール。その先端は細かい場所まで刺激できるようにかなり細め。転がして使えば一気に広い範囲を、ひとつの突起をあてて使えば小さなこりをピンポイントでほぐせます。金平糖ボールがない方はテニスボールでも代用可能です!


体の“大通り”をほぐすことが理想のボディラインへの近道

気になるパーツを引き締めるためには、はじめに首・背中・お尻をつなぐ体の“大通り”と言われる部分をほぐすことが大切なのだそう。星野先生は次のように教えてくれます。

「背骨は軸骨格(じくこっかく)と呼ばれ、体のめぐりを左右する大通りのような存在。この背骨の動きがよくなると付属骨格と呼ばれる手足の負担が減り、体が動かしやすくなります。また大通りの血流がよくなると自律神経のバランスが整い不調もラクに。大通りのめぐりをよくすることが、ボディラインを変える近道です」

逆に大通りのめぐりが滞ってしまうと、背骨の動きが悪くなり、首が縮んで猫背になったり、手足に過度な負担がかかって、二の腕や脚も太くなってしまうのだとか。

そこでまずは、長時間のパソコン作業やスマホいじりなどで酷使しがちな体の大通り、“首”の滞りをほぐす「首ほぐピラ」から始めてみましょう!