無職になった時にやること2:自分が一番やってみたいことを考える


無職になった時こそ、やるといいことは、「自分が一番やってみたいこと(好きなこと)を考える」ということです。
人は好きなものに関しては、努力をするつもりがなくても頑張るもの。それによって、上達することも少なくありません。だから、その足掛かりになりそうなものがあれば、何でもチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
一歩踏み出すことで、その仕事の世界が見えてくるので、その後、なにをしたらいいのかが分かってきますしね。

 

私がコラムニストになったきっかけは、ブログでした。2009年2月から12年間、毎日、更新しています。ブログは書きたいから書いているので、努力しているつもりはないのですが、やはり毎日、書いていると、文章力は上達してくるもの。また、毎日読んでくれ、応援してくれる読者さんができ、アクセス数が増えました。その結果、某新聞媒体でコラム連載がスタートし、コラムニストデビューをしたのです。
コラムニストになってから今まで、一度も辞めたいと思ったことはありません。それどころか、仕事が楽しくて仕方ないのです。
もちろん好きなことで食べていくことは、簡単なことではありませんが、「頑張っているつもりはなくても、ついやってしまうほど好きなこと」を仕事の候補に入れると、天職に出合えることもあるかもしれません。

とはいえ、「好きなことが分からない」「趣味がない」という人は意外といます。そういう人は、もっと「自分を知る」必要があります。
自分を分かっていないと、“本当に自分が必要としているもの”が分からないので、手に入れられないし、なんとなく受け身で生きてしまうと、“それなりの幸せ”しか得られなくなってしまいます。それは、もったいないことです。
「趣味がない」という人でも、休日によくやることはあるもの。基本、嫌いなことをわざわざ自由な時間にはやらないので、それが「好きなこと」であることも多いのです。
それが食べ歩きであれ、街探索であれ、読書であれ、ゲームであれ、特別珍しいことでなくても、それがあなたにとって好きなことであり、趣味であるということ。そうしたら、“その趣味に関連するような仕事”を考えてみるのもいいでしょう。

「趣味を仕事にしたくない」という人もいますが、「自己満足よりも、人を喜ばせたい。人の幸せが自分の幸せでもある」と思えるようになった時は、趣味が仕事になっても、辛くならなくなってきます。
また、「働く(はたらく)」というのは、「傍(はた)を楽(らく)にさせる」ことなので、自分の好きなことで人を喜ばせられることができるようになったら、それが仕事になりやすくなります。さらに、そういう仕事のやり方をしていると、「人に役立っている」という実感を得られやすくなるので、自己重要感が高まり、より幸せになれるのです。
つまり、「好きな仕事をする」→「人を幸せにする」→「さらに、自分も幸せになる」というわけです。今から仕事を探すのであれば、そういう“幸せな連鎖”が生まれるような仕事をしたくありませんか?

「自分にとってベストな仕事は何なのか」を知るためには、“ある究極の仮説”が必要となってきます。それについては、次のページで紹介します。