目指せポジティブ子育て!親が「心配」を手放す3つの考え方


親はもっと自分の幸せを追求していい。子どもや家族のために自分のペースを崩す必要はない。では、親が次にやるべきことは何でしょうか。それは、心配することを止め、生活をポジティブに変えていくことです。

①親は心配しない、手助けしない

「百ます計算」の隂山先生が勧める“子どものことを一番に考えない”子育て_img0
 

親の心配は子どもの向上にとってマイナスです。「親の心配」とは、子どもの側からみると、「自分は信用されてない」ということにほかなりません。

 

例えば、小さなお子さんの場合。新しいパズルや迷路遊びなどがうまくできなかったとしましょう。するとその失敗を補うために、簡単にできる遊びをすぐに与えてしまうという行為、これは要注意です。実は、この行為で子どもは不安になるのです。「やっぱり自分にはだめなのか」と。子育てに熱心で真面目なお母さんほど、失敗を補うような手助けをしがちです。

そもそも子どもは、いつだって未知の新しいことに挑戦しています。当然、慣れるまでには時間や経験が必要です。子どもに必要なのは、慣れるまでの経験を積む時間です。その中で達成感を積み重ねることが最も重要なのです。

自分の手で一つひとつ積み重ねた達成感があってこそ、子どもは自律的に向上していきます。そのためには子どもが一度取り組み始めたら、手を貸さずにじっくり見守り、一つひとつ達成感を積ませることがポイントです。すぐに結果が出なくとも、懸命に取り組み、さっきよりも上達している実感を得ること。それが子どもの成長につながります。

親の中途半端な手助けは、かえってやる気を奪い、せっかく始めたこともマイナスになってしまいます。